35年ぶりの大雪で変わること
やっと35年ぶりの富山の大雪も収まりました!(??) と、これ以上は降らないでというお願いも籠っています(笑))
この大雪で不動産市場にどんな変化が起きるかな?と考えてみました。
あくまでも個人的見解ですが、
・除雪車の入らない道路の狭い私道に面た土地の相場が大きく下落する。
・雪の多い山間部から富山市中心部へのお住み替えが促進される。
・上記に伴い、雪の影響が少ない(屋根の雪下ろし不要、雪かきも最小限で良し、車を使わない生活)マンションの売れ行きが良くなる。
(特に高齢者の方々のマンションへの住み替えが加速する。)
・カーポート付きまたはインナーガレージ付きの中古住宅の人気が高まる。
こんな大雪そうそう毎年起こることではないのでしょうが、今回の大雪が富山市民に与える衝撃(またはトラウマ)はすごいものがありました。
融雪がある道路とない道路の道路状況の格差。(融雪が無い道路のでこぼこ具合はひどかった・・・)
今日現在でも、道路自体に1m以上の雪が積もっており車が出せない状態にある私道。
仕事場から家に帰るまでいつもの5~10倍かかる状態。
この経験はすぐに消えるものではありません。 雪が少ない冬を何シーズンか経験して、「あの大雪は特別だったんだ!」と安心できるまではこの嫌な思い出は消えないでしょう。
要約しますと、マンションの価値は今後も高まり、郊外の道路条件の悪い土地は今以上に下落する傾向になると思われるということです。
(東北大震災の津波の映像が繰り返しテレビなどで何回も流されて以降、富山市の海沿いの土地は反響がぴたっととまって、今もあんまり人気が無い状況と同じです。)
自然災害が起きるとそれまでの考え方がガラッと変わってしまうんだなぁと強く思い知らされるのでした。
令和3年1月14日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治