社長ブログ

とうとう来てしまいました。 100万人割れ!

いつか来るだろうと思っていた、富山県人口100万人割れ! とうとう来てしまいました。

 

富山県が直面している人口減少問題は、不動産業界にとっても重大な課題です。

 

県議会で新田県知事が、令和6年4月には富山県の人口が100万人を割り込むと発言しておりますのでほぼ確実な事でしょう。

 

このままいくと、2050年には76万2000人まで減少する見込みとのことです。  あとたった26年後です

 

このような状況は、不動産需要の低下、価格の下落、空室率の増加といった、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。

 

一方で、富山県魚津市では独自の取り組みとして、「100円空き家バンク」プロジェクトを始めました。

これは、空き家の問題を解決し、有効活用を促すための施策で、空き家を象徴的な100円で売り出し、市が不動産業者と取得希望者を仲介するサービスです。この取り組みにより、放置された空き家が減少し、防災や防犯への影響を軽減し、地域の活性化にも寄与することが期待されます。

 

これらの事例から、富山県内で進む人口減少と不動産市場の変化に対し、革新的なアプローチで対応を試みる動きが見られます。不動産業界も、富山県の未来を見据えた戦略を策定し、地域の魅力を再発見し、新たな需要を創出することが求められています。

不動産市場への提案

 

1.再開発プロジェクトの推進
富山県の自然や文化を生かした観光施設や、移住者向けの住宅開発など、地域の魅力を高める再開発プロジェクトを推進する。

神奈川県川崎市や戸谷雨件高岡市には既にありますが、ドラえもんを生んだ偉大な漫画家「藤子・F・不二雄」さんのもっと壮大な(各漫画のアトラクションや展示室が広大な敷地で楽しめる)テーマパーク的なものを作成するとか細田守監督作品のミュージアムを作るとか・・・

 

2.リノベーションの奨励
既存の物件をリノベーションし、新たな価値を生み出します。特に、高齢者や少子化家庭向けの住宅へのニーズに応えるための開発が考えられます。(これは私の会社で進めるべく検討しています。 密かに・・・(笑))

 

3.移住・定住の促進
テレワークの普及による都市部から地方への移住者を対象とした、富山県への移住・定住を促進します。県の自然環境や生活環境の良さをアピールし、新たな移住者を惹きつけます。  「市」単位ではなく「県」単位で100円空き家バンクとそのための補助を推進するべきです。 あくまでも個人感ですが、富山県って石川県が始めたら始めよう!他で上手く行っているようだから取り入れよう!とか、一番に何かすることが無いような気がします。

 

魚津市の「100円空き家バンク」や上市町の「0円空き家バンクと補助金制度」のような革新的な取り組みは、人口減少という課題に直面しながらも、地域の未来をポジティブに変えていくための一歩と言えるでしょう。

 

富山県全体としても、こうした取り組みから学び、地域全体の活性化につなげていく必要があります。不動産市場においても、変化する状況に柔軟に対応し、新たな価値を生み出す努力が求められています。

 

一介の政治家や公務員には思い切った一手は打ちにくいのは凄くわかるんですけどね。  世の中を変えるのは、周りには変人だとか言われるユニークな人たちだったり、強い想いを持っている人たち。

富山県にそういう人は出現してくれるのだろうか???  とりあえず、私は居住用不動産に関して「魅力的な富山市」を作ることにします。

 

 

令和6年4月5日

 

ViVi不動産株式会社 矢郷修治