落とし穴とそれをさらに深くしてしまうコンコルド効果
大谷翔平選手の通訳として長年にわたり帯同し、彼の海外での活躍をサポートしてきたMさんの突然のニュースは、多くのファンにとって大きな衝撃となりました。
使いも使ったり6億8千万円! だいぶ気づくのが遅かった・・・・
Mさんは、大谷選手がメジャーリーグでのキャリアを通じて遭遇するであろう言語や文化の壁を乗り越えるために、不可欠な存在でした。その彼が、賭博による莫大な借金によって解雇されたという事実は、多くの人々にとって信じがたいものでした。
大谷選手という世界的に注目されるスポーツ選手のそばで働くことは、確かに名誉なことですが、それには相当なプレッシャーも伴います。
(通訳だけでなく、マネージャー的なサポートをも担っているMさんの“謙虚な姿勢”私はすごく好感持っていたのですが・・・・・)
超一流の大谷選手と肩を並べることで、自らの存在が相対的に小さく、無意味に感じられることもあるでしょう。
そのような状況が、Mさんが賭博そして多額のお金を浪費してしまうという逃避行動に走るきっかけとなったのかもしれません。
(若くして有名になってお金を稼いでしまうアスリートやその周辺の方は、知り合いの保険屋さん、不動産屋さんそしてグレーゾーンな方々にとっては格好の獲物なんですよね・・・・)
しかし、Mさんの行動は彼自身の選択であり、その結果に対して責任を負う必要があります。
一方で、彼の今回の行為が大谷選手の偉大さを支えた多年にわたる貢献を完全に否定するものではないことも、忘れてはなりません。
もしMさんがこのような過ちを犯さずに、大谷選手との共同生活を続けていたならば、彼は退役後に非常に価値のある経験を共有することができたでしょう。
テレビ出演、書籍の出版、講演会などを通じて、彼はスポーツ界での舞台裏を垣間見せ、多くの人々を魅了して多額のお金を稼ぎ出す機会を持てたはずです。
今回の衝撃ニュースは、彼にとってだけでなく、スポーツファンや将来の世代の選手にとっても、貴重な教訓となったことでしょう。
(確かバドミントンのM氏も賭博で貴重な時間を無駄にしました。)
今回の事件は、成功とプレッシャーが人々に与える影響について、私たちに深く考えさせてくれました。
強いプレッシャーによって、いかに輝かしい舞台に立っていても、人間は誤りを犯してしまうことがあるってこと。 そして、それでも人生は終わりではないってこと。
今回のMさんの件は、輝かしい道にこそ「落とし穴」が潜んでいることと、挫折からの回復の可能性について、我々に考える機会を与えてくれました。 Mさん頑張れー!!!
ちなみに賭博や投資で多額の借金をした方がニュースになるたびに私は「コンコルド効果」を思い出して自分への戒めにしています。 私は上手く説明できないのでチャットGPT君に説明させますね!
コンコルド効果の説明
コンコルド効果(Concorde fallacy)とは、過去に既に投資したコスト(時間、金銭、リソースなど)を回収することは不可能であるにも関わらず、それを正当化するためにさらに投資を続ける心理的傾向を指します。
この名前は、フランスとイギリス政府が経済的に非実用的であることが明らかになったにもかかわらず、コンコルド旅客機の開発を続けた事例に由来します。
賭博にハマる人々の中には、このコンコルド効果の典型的な例を見ることができます。彼らは、既に失った金銭を「取り戻す」ために、さらに賭け事にお金を投じ続けます。
ここでの「沈没費用」(すでに発生して回収できない費用を意味する)は、彼らが既に賭博で失った金額です。
理論的には、これらの損失は回収不可能なものであり、さらに賭けることで得られる利益は、過去の損失を正当化するものではありません。
例えば、ある人物がパチンコや競馬で10万円を失ったとします。 この損失を「取り戻す」ために、彼または彼女はさらに賭け事に参加し、結果的にさらに大きな金額を失う可能性があります。
この行動は、過去の投資(この場合は失った金銭)に対する心理的なコミットメントが、将来の不合理な決断を促進するというコンコルド効果の典型的な例です。
このような状況では、合理的な判断が曇り、個人は失ったものを取り戻すために、さらにリスクを負ってしまう傾向があります。
これは長期的には更なる損失につながり、賭博依存症など深刻な問題を引き起こす可能性があります。
重要なのは、過去に投じたコストは回収不可能であると受け入れ、将来の決定を過去の損失に基づかせないことです。
おおっ! チャットGPT君説明上手ですね!(笑)
みなさんも気を付けましょう!
勝てるかどうかが「運でしか決まらない」(そして、原則は胴元が勝つように出来てしまっている)「賭博」で負けた分を「賭博」で取り返すことは
確率的にすご~~~~く低いというか不可能なんです。
令和6年3月24日
ViVi不動産株式会社 矢郷修治