多様性を受け入れる
富山県もとうとう「パートナーシップ宣誓制度」を令和5年3月1日に導入することになりました!
拍手~~~!パチパチパチ!
「パートナーシップ宣誓制度」とは、事実婚や性的少数者(LGBTQなど)の同性カップルらの関係を公的に認める制度。
これによって、公営住宅の入居時に同居親族と見なされたり、公立病院での病状説明で家族と同様の扱いを受けられたりするようになります。
これまでは、LGBTQのカップルは、結婚が法的に認められないため、パートナーが亡くなったときに2人で購入した自宅まで遺族に取り上げられたりするなど、
理不尽な目に遭い、悲しい思いをしています。
この宣誓制度で、全てが解決するわけではありませんが、富山県も少し寛容になって、進歩したのかな??
ニュースの中で、新田県知事が、「この制度について、この場で申し上げるのがはばかられるような反対意見もあった」と、ありましたが、
富山県にもそんな心の狭い人間がいると思うと、なんか悲しくなってしまいました。 誰が誰を好きだろうと、その人には何の関係もないだろうに・・・・
そんな古い考えの人間の意見なんて気にすることもないし、無視していかないと、前には進めません。 私はこの件に関しては断然、新田県知事を応援します。
これで、賃貸物件を購入する時も、購入する時も、同性のカップルの方々は手続きを進めやすくなるし、大家さんにも認められやすくなります。
不動産会社にとっても、ビジネスチャンスが増えるので喜ばしい限りです。
(当社は元々、OKなんで何も変わりません。)
富山においても、LGBTQの方々が堂々と楽しく生きていけるようになるといいですね。
最近のアメリカは、映画もドラマも必ずLGBTQの方や、LGBTQのカップルの役柄の方を、主役や準主役級でバンバン出してくるようになりました。
未だにそれを認めない方々に必死にアピールしているのが伝わります。
あまりに、LGBTQの方々の葛藤とか苦悩をドラマの内容そっちのけで描きすぎると、ドラマ自体が面白さを失ってしまうので、
「ほどほどが良いんだけどなぁ・・・」と感じてしまうこともありますが・・・・・・。
(未だにトランプさんを支持する方々が多い、「病める」アメリカって、そうでもしないと、変わらないのでしょう! アメリカの闇は深いなぁ・・・・)
今までと変わらず、世の中は十人十色。 我々は、それらも当然のものと受け止めて普通にしているのが一番です。
そういえば、以前のブログに書かせて頂いた、「富山市内の人種差別するマンション」のその後ですが、
新聞に取り上げられたからかなのか、分かりませんが、少しトーンを下げた規約に昨年改正されていました。
「外国人入居者に関しては、日常生活で必要な日本語が出来ること、日本語が読めること」「管理組合の入居審査(面接含む)を受けること。 ☆合否判定あり」
と、少しだけ緩和されていました。
でも、でも、「管理組合の人が、その外国人の方を気に入らなければ入居を断ることが出来ちゃうんです」って・・・・横暴すぎる・・・・
「外国籍の居住者は一切ダメ」という、前時代的で人種差別そのままの、暴力的ともいえる以前の規約よりは、一歩前進したけど、まだまだ数十年前の考え方ですね・・・・
「強い者、賢い者が生き残るのではない。変化できる者が生き残るのだ。」
進化論で有名なダーウィンさんの名言です。
自分のマンションを守るために、古い考えに固執して、少しだけ自分とは変わっているからと言って受け入れないのは、生き残り策としては愚策ということになります。
日本の社会課題である「少子高齢化」「人手不足」を解消するには、外国人労働者の方々の力なしには、日本経済はこれまでの状態を保てません。
だからこそ、日本政府は外国人受け入れを拡大してるんです。
いろいろなところで耳にする、「ダイバーシティ」とは、「多様性」を意味します。
多様性を受け入れるためには、コミュニケーションを自ら取るようにして、相手を理解しようと努める ことが大切なんですよね。
このマンションでは、以前に外国の方が生活の方法や常識が違ったことでトラブルがあったのでしょう! だからと言って、その後の外国人の入居を拒むのは、あまりに了見が狭い。
自分の方から、相手の考え方や生活について学ぼうとしない限り分かりあうことは出来ません。
それをしようとしないから、大きな誤解やトラブルが起きてしまうのです。
はてさて、このマンションは、LGBTQの方に関しては認めて頂けるのでしょうか????
改正された管理規約にはそのことは一切触れられていなかったのですが、少し心配になるのでした。
PS 後日そのマンションにスタッフを調べさせに行きましたら、「同性婚の方は居住不可!」 だとのことです。 日本語も話せるし、日本語もかけるのに!
拒否理由がわかりません。
私はLGBTQではないけれど、平気で拒否をしてしまう心の醜さに吐き気がします。
令和5年2月5日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治