社長ブログ

他の不動産会社と接触して欲しくない理由

当社は、相続登記を終えたばかりの方々、空き家の所有者の方々に

「もしも活用方法で悩んでいるのでしたらお手伝いさせてください!」という趣旨のダイレクトメールを定期的に送らせて頂いております。

 

この行為自体は、もちろん法に触れているものではなく正当な営業活動なのですが、この活動にクレームをつけてくる不動産会社さんがいます。

 

それは、その空き家や相続した不動産の所有者様から、専任媒介や専属専任媒介で不動産の売却を受託している不動産会社さんです。

 

当社も、売却中の不動産なのかどうかは分からずに送ってしまっているので、文面の中に「既に売却中で、他の不動産会社に頼んでおられるお客様は大変申し訳ございませんが、この手紙を破棄してください」と記載したりして配慮しております。

 

それでも、なぜ不動産会社さんがクレームを言ってくるのか??

 

理由は一つです。 

 

他の不動産会社さんと受託している不動産の売主(所有者)さんと接触することによって、売主(所有者)さんに知られたくない事実があるからだと思っています。

 

例えば、

・専任媒介や専属専任媒介で受託して、売主への背信行為で、最もしてはいけないはずの「囲い込み」をしている場合

「囲い込み」って何??という方はこちらをご参照ください。

・専任媒介や専属専任媒介で受託して、登録義務のあるレインズに登録していなかったり、広告をまともにしていない場合

・専任媒介や専属専任媒介で受託して、2週間に1回(専属専任は1週間に1回)の報告義務があるのにそれをしていない場合

・専任媒介や専属専任媒介は受託してから、3か月ごとに更新契約を締結しなければならないのに、それをせずに活動を続けている場合

 

などなど、売主(所有者)さんに知られてしまうと、非常にまずいことがあります。 上記はどれも宅建業法違反です。

 

売主(所有者)さんのほとんどが、不動産業界に詳しくない方ばかり。

そんな背信行為を自分の知らない所で秘密裏に行われているとは微塵も思わず、依頼した不動産会社を信頼してお任せにしているのだと思います。

 

しか~~~し、任せていた不動産会社からしばらくの間連絡もなく、長期間売れないと、不安になるのが人間というもの。  

そんな気分の時に、他の不動産会社からのダイレクトメールが届くと、売主(所有者)さんは、他の不動産会社のお話も聞きたくなってしまいますよね。

 

そして、当社に電話してみると、

「えっ! 〇〇〇不動産さんから売り出しているんですね。 あれ?でも、レインズには掲載されてないですね・・・」とか

「あっ! そういえば、先日、〇〇〇不動産さん問い合わせしたら申し込みが入っているって言われて成約したと思ってました。 ご紹介したいお客様いらっしゃったんですけどね。」

なんて、言われてしまうと、受託している不動産会社は、いままでの自分の悪行がばれてしまうので、極力他の不動産会社とは、売主(所有者)さんを接触させたくないのです。

 

当社にクレームを言ってくる不動産会社さんのクレームの良い方はいつも一緒

 

「当社が専任媒介受けてるの知ってて送ったんだろう! 失礼だ!」 とか

「ダイレクトメール送るのならその不動産が売り出されてるかどうか確認してから郵送しろ!」

です。

 

どちらもとんちんかんなことを言っています。

当社が売り出しているのを知ってその人だけに、ダイレクトメールを出しているのでしたら倫理的に問題が有るかもしれませんが。そうではありません。

そして、一介の不動産会社が、売主(所有者)さんがダイレクトメールを受け取る権利を不動産会社が規制できるはずがありません。

 

だからクレームが来たら、「不動産会社さんを不快にさせてしまったことにはお詫びしますが、郵送することは止めません。(売主(所有者)さんが止めて欲しいという要望にはお答えしています。)」

 

一度、不動産を受託したら「自分の所有物」と勘違いしてしまう昭和時代の不動産会社が富山にもなんと多いことか・・・・・・

 

マメな報告と信頼に足る真摯な営業活動さえしていればお客さんがその会社から去っていくことは無いし、去っていったとしたらそれは自社の努力が足りないだけです。

当社の場合は、当社ではなく他社を選んだとしたら私はスタッフに、自分のどこが悪かったかを自問自答させます。そうじゃないといつまで経っても成長しないしいい不動産会社にならないですからね。

 

不動産の売却や賃貸を依頼するときは。少なくと2社以上に相談してみることをお勧めいたします。(そうすれば、いろんな話が聞けるし、業界の裏話も聞けますからね。残念ながら、富山にも、この会社にだけは頼んでははいけないっていう不動産会社いくつか存在しています。 信頼できるところなら専任で任せてもいいのですが、そうでない場合は一般媒介でお願いするのも一つの方法です。)

 

特に、前述した「囲い込み」をしている不動産会社は悪質です!

☆囲い込みの恐そろしいところは、「もっと「早く」、「高値」で売れていたのに…」という点に売主様が気づくことすら

できない点です。
そして、不動産会社が両手仲介を優先し、囲い込みを行った結果、売却価格が相場より下がる場合が往々にしてあります。

 

私の目標のひとつに、「富山市の不動産業界から「囲い込み」を無くし、公正で透明性の高い市場を作る事!」があります。 まだまだ道は遠いですが、当社がもっと大きくなって市場に大きな影響を持つようになればそれも実現可能になるはず。

 

「正直者がバカを見る」市場は大嫌いなので、これは絶対に実現します。

 

令和5年1月27日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治

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