社長ブログ

田んぼの処分

最近田んぼを売りたい!というご相談が増えております。  特に郊外の市街化調整区域内の見渡す限り田んぼばっかりの場所のご相談!

 

実は皆さんが考えているほど郊外の田んぼは簡単に処分できません!

 

理由として大きいのは、

 

農地法でいろんな規制が有り、田んぼによっては、宅地などに転用できないし、買主に厳しい条件がある。から!

(市街化区域内の田んぼに関しては大丈夫です!)

 

郊外の田んぼの多くは農業振興地域に指定されているエリアにあり、原則として農地転用(住宅や店舗などを建てるために宅地に変えること)はできません

 

と、なると、今後もそこで農業を続けていく人に譲渡するしかありませんが、この担い手が少ない時代に、引き継いでくれる人なんてほとんどいません。

また、譲受人はその土地から数キロ圏内に居住していて、農業免許を持っている必要があります。

 

ってことで、正直、不動産会社が田んぼの買主を見つけることはとても困難です!

また、富山では、郊外の田んぼの価格は1坪当たり数千円なので、労多くして益少なし(というか、マイナスになる事もしばしば)ってことで、不動産会社も正直郊外の田んぼは

取り扱いを敬遠しがち!

 

結論から言うと、富山市に寄付するか(受け取ってもらえないことも多々あります・・・)、農協にでも相談するしかないのが現状です。

 

どんどん担い手がいなくなっていく農業!

 

でも、そんな農業の未来にも光が見えます! 3年前に農地法が改正されて、一般法人の賃借での参入規制が緩和されたことで、今までより約5倍のペースで農業への参入が進んでいる事!

 

農業はもう個人ではなく法人が経営する会社が運営する時代になってきたのですね!

 

令和4年4月14日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治

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