求償債権対象者
公益社団法人全国宅地建物取引業保証協会(以下「保証協会」という)において、今年も過去1年間の求償債権対象者が発表されていました。
求償債権対象者とは 今回の場合に限ると、所属する不動産会社が、お客様に何らかの損害を与えて、それに関して保証協会が、お客様に対してその債務を弁済し、保証協会が、その「やらかしてしまった」不動産会社に対して弁済額の返還を求める権利がるのですが、それに該当する対象者(不動産会社)のことです。
今回は、「やらかしてしまった」不動産会社は全国で34社ありました!
そのうち免許番号が(1)もしくは(2)の会社は実に半分の17社 50%もありました。
(会社によっては、弁済限度額の1000万円ギリギリまで使い計いている会社もあります。一体どんな問題を起こしたのでしょう?????)
この(1)とか(2)という、かっこ内の数字は自分たちが好きにつけていい数字ではなくて、この数字は免許の更新回数となっています。
数字が大きいほど業歴が長い業者であることが分かるようになっています。
免許更新は5年に一度なので、開業6年目の場合は(2)、11年目の場合は(3)という感じです。
そして、事務所が一つの都道府県に収まっている場合は、「富山県知事免許(3)〇〇〇〇号」といった感じになります。
(ちなみに当社の場合は開業14年目なので、「富山県知事免許(3)2832号」となっています。 個人商店時代を入れるともう16年目なので、更新回数は(4)になるはずなのですが、法人化した時に、カウントが最初に戻ってしまいました。)
つまり、〇〇〇県知事免許(1)〇〇〇〇号や(2)となっている会社は新設から5年以内もしくは10年以内の会社で、元気はいいかもしれないけれど、もしかしたら、知識や経験に乏しく、何かトラブルがあった時の弁済能力がない会社かもしれない!と、担当者が怪しい場合は、しっかりと調査しておいたほうがいいと思います。
「正直不動産」の実写版ドラマが今週の火曜日からNHKで始まりましたね! 富山県の宅建協会の会長もご覧になったそうで、消費者が不動産のことを楽しみながら良く知るいい機会だと推奨しておりました。
皆さんも山P演じる永瀬財地の活躍是非ご覧になってみてください!
不動産は裏側もいっぱいあるけれど、とても奥深い面白い仕事だということがわかります。
令和4年4月8日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治