社長ブログ

ライフプランをどのように判断するか!

この絵はとても有名な絵ですね! 見方によっては老婆にも見えるし、若い女性の後ろ姿にも見えるって絵ですね!

 

当社では今月より、これから不動産を購入するみなさんのライフプランを希望者の方に無料で作成するようにしているのですが、説明の仕方によって、老婆的なライフプランや、若い女性的なライフプラン(どんなプランやねん!(笑))として、どんな風にも説明できてしまうものだと思っています。

 

例を挙げると、今の年収で借りることが出来るギリギリまで住宅ローンを組ませて、希望の条件に近い理想の注文住宅や不動産の購入を勧めることもできるし、万が一のことを考えて堅実な金額の住宅ローンで購入できる手ごろな不動産を勧めることもできます。

 

あくまでも、そのお客様がどのように生きていくことが、不安を感じず、一番幸せを感じて頂けるかによってアドバイスは変わります。

 

しか~~~し、当社が出来る限りおすすめしないライフプランがあります!

 

そ・れ・は・・・・・・・

 

「夫婦連帯債務の住宅ローンを軸としたライフプラン」

 

なぜか??

 

それは離婚した時にひじょ~~~~~~に困るから!

 

えっ! 私たちは、離婚しないから大丈夫ですって????

 

なるほど~~~! お幸せそうで何よりです。 幸せだからこそ不動産を購入したり、住宅を建てるんですもんね!(笑)

 

それでは問題です。

 

「日本では年間どのくらいの夫婦が離婚しているか知っていますか?」

 

以前は6組に一組と言われていましたが、今では、日本の離婚率は約35%前後になっており、2019年度の厚生労働省の調査によると、離婚件数は約20万9,000件もありました。

 

一方、婚姻件数は約59万9,000件ありましたので、今では3組に1組の夫婦が離婚しているというのが現状です。

 

コロナに感染する確率(現在4~5%程度)よりも離婚する確率(35%)の方が圧倒的に高いのです!!

コロナの感染予防は皆さんしてますが、離婚予防の対策は全然してないですよね!  3組に2組は離婚していないから私は大丈夫! と考えるか、3組に1組も離婚している!と重く受け止め、その時に備えておくか!です。

 

夫婦連帯債務の恐ろしさは、子供が生まれて、奥さんが離職する時も怖いですが、一番の怖さは、離婚のときに襲ってきます。

 

その大きな原因は、 「連帯債務は、離婚しても自動的には解消されない!!」ということです。

 

夫のギャンブル癖の悪さが嫌になって、妻が夫を見限って離婚したとして、その後、元夫が住宅ローンを支払えなくなった場合、貸主の金融機関は離婚した元妻に返済を要求できるし、支払う義務が元妻には、ず~~~っと残ってしまうのです。 そして、元夫が滞納した履歴は完済するか自己破産してから最低でも5年間は残ってしまい、元夫も元妻も住宅ローンはもちろん、クレジットカードなんかも作成できなくなったり、賃貸物件も借りにくくなってしまうのです。

 

そして、この夫婦連帯債務、離婚したからと言って自動的には解消されないし、離婚するから連帯債務解消してくれ!と金融機関に申請しても、

主債務者一人の年収が低いままだったりすると単独債務への変更は認めてはくれません。

 

最近の注文住宅は、資材や設備の高騰もあって、建築単価が上がる一方です! 1流住宅メーカーだと30坪程度の住宅を建てるのに3000万超えは当たり前!

一緒に土地も購入していると、富山の場合だとあっという間に4000万円以上の総予算になってしまいます!

 

富山の社会人の平均年収は40代でおよそ400~500万円。 一般家庭のご主人一人だけだと、頑張っても3000万円程度しか銀行は貸してくれなくなるため、土地を購入して新築住宅を建てることは難しくなります。 そ・こ・で、共働き夫婦が多い富山においては住宅メーカーは積極的に「夫婦連帯債務」をすすめてくるのです。

 

住宅メーカーの営業マンさんも仕事ですから、なんとか自分の会社で建築してもらおうと必死になるのはわかるのですが、ライフプランニングの作り方を見ても、もしもの時や、金利が上がった時、離婚した時のことなんかは、ぜ~~~~~ったいに触れません。 すべて順調に行くものとしてライフプランニングして、できる限りいい建物を作ってもらおうとしてしまうのです。

 

そして、「ご夫婦で仲良く返していけば大丈夫ですよ~~~」「万一の時でもこの家なら高く売れますよ~~~!」と満面の笑顔で、夫婦連帯債務を勧めてしまうのです!

 

何回も言いますが、3組に1組は離婚します! 

 

女性の社会進出が当たり前になった今! わがままな旦那に我慢はしません! 離婚はトレンドです!(笑)

 

当社では残念ながら離婚してしまった方々のお家を売却するお手伝いを年間数十件扱っているので、夫婦連帯債務の怖さや離婚して売る時の不動産価値の下落による残債オーバーによる現金の拠出など、離婚のときに無理して組んだ住宅ローンのツケが回って来ることを痛いほどわかっていますが、住宅メーカーの営業マンは新築を作って、そのあとのことは知りません。 不測のトラブルが起きたときの怖さをわからずにみなさんに新築住宅を売っています。

 

新築の一戸建てを建てたり、購入したりするのは、とても楽しいイベントですし、一生に一回ぐらいは自分の好きなように設計したり、

好きな住宅メーカーで建築したいのはすご~~~くわかります。

 

でも、予算や将来設計はもっと大事です!  私の持論ですが、主債務者となる(ご主人もしくは奥様)人だけの年収の5~6倍までの住宅ローンと自己資金を合計した予算で

土地+建物の購入を考えるべきです!

 

あっ! 赤い糸で結ばれている運命のカップルは大丈夫です! この文章は気にせず、夫婦連帯債務住宅ローン組んでください!(笑)

 

当社では、身の丈に合った不動産を購入してもらうコンサルティングを始めております!

 

注文住宅を建てたい方や、身の丈に合った不動産を購入したい方はお気軽にご相談くださいね! ライフプランニングをして、お客様にとって安心・安全な予算がいくらなのかをお伝えして、それに合うピッタリな建築会社や不動産のご紹介を致します。

 

 

令和4年3月17日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治

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