社長ブログ

泣いて馬謖を斬る

「泣いて馬謖を切る」って聞いたことありますか?

中国、三国時代、蜀のしょかつこうめいが魏との戦いのおり、可愛がっていた腹心の部下の「馬謖」(ばしょく)が命令にそむいて部下をたくさん死なせて大敗したので、

軍律違反のかどで止むを得ず涙をふるって斬罪に処したという「蜀志―諸葛亮伝」などの故事に由来することば。です。

 

馬謖さんの心中を察すると、 自分なりに成長を感じていて自信もあったのだと思います。 孔明さんの大抜擢に対して、早く成果をあげて「さすが馬謖」と言われたかったのでしょう。  そのためには「自分なりの手柄」を立てなければいけません。

現場を任されたときも、上司の孔明さんの指示通りに動いて、それで成功を収めても、「自分の功績」にはなりません。 「さすが孔明さんの作戦」と言われるだけです。

 

気持ちは少しだけわかるんですけどね・・・・

 

私も経営者の端くれ、社員が10名を超えたころから、いつか馬謖さんのような事態が起きたときに自分はどうするのだろう??と自問自答しています。

 

一時期日本でも流行ったアメリカのドラマ「24」なんかでもよく見受けられますが、現場にいる人間が良かれと思って、上司の命令に背き、最後はいい結果を出すなんてドラマがたくさんあるもんだから、自分をドラマの主人公に重ね合わせて勝手な行動をしてしまう若人がいるのかもしれませんが、それは大きな間違い!

 

多くの場合、命令に背いてなにかすると、失敗するでしょうし、万一それで上手くいっても会社は評価してくれません。

 

命令違反の内容にもよるのでしょうが、規律は必要なので、非情に徹する時も必要なのでしょう。

 

個人的にはお付き合いしたい取引先でも、今後の会社の方向性や、会社全体で考えるとプラスにならない時などもお付き合いを止める判断をしなければいけないし、

経営者って孤独ですね。

 

経営者にできることと言えば、「功(や益)を焦ってしまう」馬謖さんが生まれないような教育システムと監視システムを作ることかもしれません。

 

令和4年1月12日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治

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