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アスベストについて

朝、リモコンを手に取りTVを付けると、

連日猛威を振るっている新型コロナの話題でニュースは持ち切りで

国内でもついに亡くなられる方も出てしまい。

身近なコンビニなどで、マスクの在庫がなくなっているのを見て、

より身近に新型コロナを感じているViVi不動産株式会社の檜木です。

 

マスクが無いのは、爆買いもそうなのですが、
マスクの原料が中国からの輸入が多いからという理由もあるそうですね。

 

富山県内では、

県立中央病院のほか、富山市民、高岡市民、砺波総合、黒部市民の4病院が「感染症指定医療機関」になっているので、
何も無いに越したことはありませんが、何かあれば病院に。

 

さて、今回は新型コロナと違って、建物で猛威を振るっていたアスベストについて話していきます。

 

アスベスト(石綿)は、

もともと耐熱性、絶縁性、保温性に優れ、

断熱材、絶縁材、吸音材、ブレーキライニング材(車の部品)等に使われていたものです。

 

耐火被膜用として吹き付けられていたのが、昭和38年~昭和50年までの間が多く、

吸音や結露防止として使われていたのが、昭和31年~昭和50年までの間が多いそうです。

昭和42年~平成7年までは、年間20t以上石綿を輸入しており、石綿含有建材が多く製造されました。

 

昔は、「奇跡の鉱物」と重宝されていましたが、

 

肺腺維症(じん肺)、悪性中脾腫、肺がん等の健康被害が問題となり

長い潜伏期間を経て発症することから、

 

「静かな時限爆弾と呼ばれるよう変わっていきました。

 

そしてだんだんと規制が厳しくなり

2006年(平成18年)にはアスベストの含有量が0.1%以上の製品の製造・出荷が原則禁止になりました。

 

ただし、ここでアスベストが完全に製造禁止になったわけではなく、

アスベストを使った製品の代替品の技術が確立するまでは、使用を猶予されていた製品もある為、

その製品の代替品の技術が確立した時点で見直されていって、

 

完全に製造禁止なったのは、2012年3月(平成24年3月)のことでした。

 

現在、アスベストを使っていた恐れがある、建物を解体するには、

・開始14日前までに市長へ届け出ること、

・高性能集塵装置の設置や作業場所と他の場所を隔離処置をとる

ことが義務(富山市の場合)になり、

安全に解体をするようになっておりますので、ご安心を。

 

今回はアスベストについてでした。