社長ブログ

対面説明という大きな問題その2

昨日、IT重説社会実験を当社が申し込んだ話を書きましたが、早速お客様からこんな相談が有りました!

 

状況  首都圏在住の買主Aさん 早急に富山で不動産を購入しなければいけない。

 

Aさん「通常ならば、「対面説明」が必要だということは理解してますので、富山に御伺いして、重要事項説明と売買契約に伺いたいのですが、全国に緊急事態宣言が出ているので、あまり遠出をしたくないし、電車や飛行機にも乗りたくない!オンライン上で説明してもらえませんか? viviさんに来て頂くのも申し訳ないし、万一、私が富山にコロナ持ち込んだとしたら一生後悔するので・・・・・」

と、ご相談が有りました。

 

私どもは全然気にしませんが、確かにお客様のおしゃることはわかります。

 

「対面説明」とはどこまでを指すのか?

例えば、接触を短時間で済ませるために、細かいところは資料をお見せしながら、オンライン上で説明しておいて、後日、宅建証の提示とオンラインで説明したことに対しての質問が無ければ、署名捺印(手付金は振込み)だけ対面ですればいいのか?(手付金は事前振込み) などなど

 

早速、不動産業を管轄する富山県庁建築住宅課に連絡して、その課の方から国土交通省に確認してもらいました。

 

答えは 「緊急事態なのはわかりますが、「対面説明」は決まりですので、対面でしっかり内容を説明するようにルールをお守りください」と言われたそうです。

え~~~! 普通に説明したら当社の場合1時間半~2時間かかるんですけど・・・・・  コ

 

国土交通省さん 安倍総理が緊急事態宣言を全国に出してるのほんとにわかってますか~~~!

 

安倍総理はこんなことおっしゃってますよ!

★都市部からの人の移動などにより、クラスターが各地で発生し、感染拡大の傾向がみられることから、地域の流行を抑制し、特にゴールデンウイークにおける人の移動を最小化する観点から、全都道府県を緊急事態措置の対象とすることとした。 今後、ゴールデンウイークに向けて、全ての都道府県において不要不急の帰省や旅行など都道府県をまたいで人が移動することを蔓延防止の観点から絶対に避けるよう、住民の方々に促していただくようお願いする。

 

重要事項説明は、「必要必急」(こんな言葉あるのかな?)な事項かもしれませんが、それに代わる安全な代替手段が今のITの世の中にはあるのです!

それを使わないのってナンセンス。

 

別にすべての不動産会社に無条件で IT重説を認めてほしい!と言ってるわけではありません。

例えば

・IT重説のための通信設備、器具が準備出来ていること。

・賃貸でのIT重説の実績はもちろんあること

・買主様の承諾を得ていること

・IT重説の3日前までに説明に必要な資料を買主様に郵送していること

 

などなど、上記条件をクリアしている場合にのみ緊急対応で認めたらどうか?と思うのです!

 

それに対して、国に設備を買う補助金を出してくれ!とか、言っているわけではありません! 全部こっちで準備するからお客さんの安全を守らせてほしいと言っているだけです。

こういう事態に杓子定規なこと言っていると、笑われちゃいますよ・・・・・

 

令和2年4月21日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治