社長ブログ

新築建売物件の間取り別売り出し状況

コロナ騒動のお陰で、 不動産業界もご多分に漏れず、反響やご相談が激減! 

 

でも、人間が生きていくには 衣・食・住は欠かせません!

 

いつまでも自粛して家に閉じこもってばかりもいられないでしょうから、そのうちコロナ疲れ&コロナ慣れで、住宅が必要な人々は動き出して下さるだろう!と、楽観的に考えています。

 

今はその日に備えていろいろWEB研修したり、不動産市場の研究をしております。

 

今日は富山市の新築戸建ての間取り別売り出し状況を調べてみました!

 

現在(R2.4.18時点)新築戸建ては富山市内で252件売り出されています。  その内、2LDK、3LDK、4LDK、5LDKの内訳は次の通り!

(ちなみに、イマドキ 2DK 3DK  4DKなどのリビングが無い新築は売り出されておりませんでした。)

 

2LDK(7件 2.78%)、3LDK(48件 19.05%)、4LDK(163件 64.68%)、5LDK(34件 13.49%)

 

思っていた以上に、圧倒的に「4LDK」が多いですね!

 

富山県の1世帯当たりの人員は、平成7年に3.29人だったものが、平成27年の調査時点で2.66人まで減少しています。(これでも全国で4番目に多い人員なんですけど・・・・)

そこから考えると、実際は4LDKではなく、3LDKや2LDKのコンパクトで価格も2000万円前後の1~3人で暮らすための手ごろな物件を求めている方が増えてきている!と考えられるのです!

 

しかし、我々不動産屋は、過去の成功体験をなかなか捨てきれないので、いままで売れていた4LDKを作ってしまいがちなのです!

 

その結果が、上記の新築戸建ての内、4LDKの間取りが市場の64.68%を占めるという結果に表れているのだと思われます。

 

世帯数のデータを見ると、平成7年に31万2401世帯だった世帯数が、(実に、6万5千人以上もの人口が減っているのにもかかわらず!)平成27年には39万0313世帯になりなんと、約25%も世帯数が増えているのです。

 

どういうことかと言うと、1人世帯の世帯が急増しているのです!

 

一人または二人世帯向けの2LDKもしくは3LDKの低価格帯住宅は、今後の新築戸建てのトレンドになっていくのは確実ですね~~!

 

他の物件と差別化がしにくい4LDKを売り出している建売業者さんは、新型コロナのせいで売れないと思ってますが、それ以外の売れない大きな要因があることを早めに悟って焦ったほうがいいと思う今日この頃なのでした。

(きっと多くの建売業者さんは、売れなきゃ賃貸に出せばいいと思っていますが、賃貸市場でも、もちろん一人世帯が増えているので4LDK物件の需要は少ないし、富山の賃貸市場の月額上限は、どんなに広くていい物件でも13万円が限界値! そんなに高い賃料では貸せないことを肝に銘じる必要があるのでは??)

 

あっ! 当社も自社で4LDKの建売物件抱えてました!(笑)(どの物件かは当社のHPで調べてみて下さいね!) 自分で上記記事を書いたからには、値段交渉大歓迎です!(ブログを見た!と言ってくださいね!)

 

令和2年4月19日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治