もちろんでございます。
一流の営業マンになるには、「一流」を知らなければ「一流」になることが出来ない! が私の持論です。
以前は、社員旅行で、リッツカールトンや、ホテルオークラに宿泊して、スタッフに一流ホテルの接客術に触れさせて、得るものを得て自分の仕事に生かせるように心がけたりもした時がありました。 (最近はそんな贅沢旅行してないので来年あたり、社員旅行は一流ホテルに宿泊しようかな??)
先日、久々に、一流ホテルと言われるところに宿泊してきました。 以前も泊まったことがあるホテルで、一流のサービスを期待したのですが・・・・・
以前と違うぞ?? あれれ??? というところがいっぱい。 チェックインでこちらでお待ちくださいと言われて、そのままウェルカムドリンクも何も出ず、10分以上待たされたり、
館内の説明がおぼつかなかったり、レストランでは、私たちのテーブル専用の給仕係さんなのに、お代わりを頼んでも持ってこなかったり・・・・・・ 期待していただけに、なんか残念・・・
一流とは、建物自体の高級感、食事のおいしさもあるのですが、私の場合の「一流」の基準は、自分も営業の仕事をしているので、対応してくれたスタッフの接客能力、対応力を重要視しています。
一番気になったのは、対応してくださったスタッフの方が、こちらがサービスに関して、質問した時に発する言葉!
「もちろんでございます!」
私が細かすぎるのかもしれませんが、一度や二度なら気にならなかったかもしれないのですが、何度も使われると、上手く言えませんが、なんとなく嫌な気分になってしまいました。
自分なりに考えると、
「もちろん」は「理由にするまでもなく」、「問題なく」、あるいは「当然」や「むろん」という意味合いを示す言葉だと思うんです。
言い換えれば、私が質問した内容について、「そんなわかりきったことを聞かないでください! 当り前じゃないですか」と、やや突き放された感じを相手に感じさせる言い方に思えるのです。
「もちろん」とは、「ものごとの状態や性質が、あえて言及するまでもないほどに明らかであり、自明のことである」という意味でもあります。
ん?? 言っている意味が分かりにくいですか?? 分かりやすく(極論で、)言うと、お客様に対して 「アタボウでございますよ!」と言っているのです!(笑)
あれ?? 余計分かりにくくなっちゃいましたね・・・(笑)
他者の質問に対して、「そんなことは話すまでもなく、当たり前だ」という趣旨を述べること自体が、相手の考えを尊重していない言い方と受け取られ、失礼に当たると思うのです。
自分のホテルのサービスにプライドや自信を持っていて、「もちろんでございます!」と同類の表現を使いたいのであれば、
「おっしゃるとおりでございます。」「喜んでさせて頂きます」 などになるのでは???
そう考えると、目上の人やお取引先の方に、ゴルフコンペや宴会などへの出欠を尋ねられたような際に「もちろん行きます」と答えるよりも、
できれば「喜んでうかがいます」、「ぜひ出席させてください」などの方が望ましいですよね!
なんにせよ、一流のホテルはいろいろ勉強させてもらえます。 いろいろこうるさいことを言いましたが、それは次に期待しているからこそ!
ゆったりとした時間をくださって、感謝!感謝!です!
と、いうことで、当社のスタッフには お客様の質問に対して 「もちろんでございます!」で返すのは、「もちろん」禁止でございますっ!!(笑)
令和1年9月13日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治