張本さんのいいところだけど
高校野球の岩手大会 大船渡高校の佐々木投手の起用法についていろいろ議論が巻き起こってますね!
同校には、「なんで投げさせなかった!」と抗議の電話が殺到しているらしいです・・・・・
なにか悪いことをしたわけでもないのに、毎日、毎日選手とともに汗水たらして頑張ってきた監督に誰が文句を言えるのでしょうか??
選手の体調を一番わかっているのも監督、野球は個人スポーツではなく、みんなで支え合うチームスポーツ。
甲子園に出られなくて一番悔しいのは監督や選手のはず。 そんな彼らの気持ち踏みにじり、勝手なことをあれこれ言い放ってしまう外部の人たちにはほんと腹が立ちます。
そんな中、元プロ野球選手の張本さんはサンデージャポンの番組内で、
「最近のスポーツ界で私はこれが一番残念だと思いましたよ。32歳の監督で若いから非常に苦労したと思いますがね、絶対に投げさせるべきなんですよ」「ケガを怖がったんじゃ、スポーツ辞めたほうがいいよ。みんな宿命なんだから、スポーツ選手は」「苦しいときの投球を体で覚えてね、それから大成したピッチャーはいくらでもいるんだから。楽させちゃダメですよ」など、あくまで登板させるべきだったという姿勢を貫き、監督の判断を疑問視するコメントお話しされてました。
張本さんはテレビでも歯に衣着せず批判も気にせず思ったことを言うのがいいところですが、今回はひどいですね!
意外と、同業界の大先輩や仲間内に批判されると、自分の判断が正しいんだと思っていても、無茶苦茶心は傷つくんですよね・・・・ 私はよ~~~くわかります・・・・
(落ち込んでも、最後は気にしないで自分の信じる道を突き進んでますけど!)
私はそれを生で見ていて、とても不快になり、チャンネル変えました・・・・ MCの関口さんもコメントに苦慮しておりました・・・
張本さんはプロ野球界で成功した選手です。 張本さんの周りもほとんどが成功してきた選手ばかりだったはず。 でもそれはたった一握りの人達。
張本さんには見えない数多くの、肩やひじを故障してプロの道を断念した人、故障しないまでも若いころの投げすぎが祟ってプロに入るころには燃え尽きてしまった人達がたくさん埋もれています。
そんなようにならないために、ここで故障させないためにつらい決断をした監督を批判するなんて配慮が無さ過ぎます。
まぁ、昭和のブラック体質の古い考えを引きずった視聴者もたくさんいるだろうからそういう人達にとっては「張本さん 良く言ってくれた! 若い時の苦労は買ってでもするもんだ!選手を甘えさせおって!」という感じなんでしょう。
ダルビッシュ投手やサッカーの長友選手は、監督の英断に賛同の姿勢を表明していますね! 私も賛成パチパチパチ!
実は、私も高校時代テニスをしており、その時に毎日500球以上のサーブ練習が原因でヘルニアになり大好きだったテニスを断念せざるを得なかった人間の一人です。
私の場合はちゃんとした指導者がおらず、生徒たちで部活動を運営していたので、だれも止めてくれず、限界がきても分からずに、ただただがむしゃらに練習していてそれが故障に繋がりました。
佐々木君は(まだ若いので、)チームの為と言われれば、故障する可能性が高くても、無理して投げたことでしょう! でも、それをさせず、状況判断を的確にした監督が批判を一手に引き受けて佐々木投手を守ったことは素晴らしいことです。
佐々木投手には、数年後に大投手になってもらって、「あの時の監督の決断のお陰で今があります!」と監督を喜ばせてあげてほしいものです。
私は今後 大船渡高校の監督と佐々木投手を応援します!
2019年7月29日
ViVi不動産株式会社 矢郷修治