社長ブログ

富山市「奥田団地」跡地落札の背景と今後の展望

こんにちは、ViVi不動産株式会社の矢郷です。

先日、富山市奥田寿町の市営住宅「奥田団地」跡地が一般競争入札にかけられ、北越不動産さんが3,000万円で落札したというニュースがありました。


敷地面積は7,074㎡(約2,140坪)。入札には市内外から6社が参加し、最終的に北越不動産が競り勝った形となります。

解体コストと諸費用を踏まえた試算

報道によると、既存の団地3棟の解体には約10億円が必要とのこと。さらに不動産取引では、諸費用が落札価格の10%前後かかるのが一般的です。
落札額3,000万円+諸費用約300万円=約3,300万円。
ここに解体費10億円を加えると、合計で10億3,300万円の投資が必要になります。

仮に事業者が最低でも投資額の1割の1億円程度の利益を確保したいと考えるなら、売却価格は11億3,300万円程度が目安となります。

これを敷地面積2,140坪で割ると――

👉 1坪あたり約53万円

という試算になります。  なかなか良いお値段ですね!!

相場との乖離と購入主体の想定

富山市の一般的な住宅地の坪単価と比べると、この金額はかなり高額です。
立地のポテンシャルを考慮しても、戸建て分譲用地としては採算が合わない水準となるでしょう。

したがって、この土地の主な購入ターゲットは マンションデベロッパー である可能性が高いと考えられます。
中高層の分譲マンションを建設し、区分所有にして小分けにして数多く販売することで、坪単価の高さを吸収できるからです。

富山市におけるインパクト

奥田地区は市内中心部へのアクセスも良好で、周辺には生活利便施設も揃っています。
近年の富山市内マンション需要の動向を踏まえると、跡地活用次第では大規模な住宅供給が実現し、地域の街並みや人口動態に大きな影響を与える可能性があります。

不動産は「土地をどう料理するか」で価値が大きく変わります。今回の奥田団地跡地も、今後どのような形で再生されるか、注目していきましょう!

奥田団地の向かいにある やきとり「天ちゃん」美味しいんですよね!  ブログ書いていたらあの絶品のつくね思い出してよだれが・・・・・(笑)

(マンション出来て住民が増えたら流行っちゃって予約取れなくなるかも・・・・)


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(2025年9月6日作成)
ViVi不動産株式会社 矢郷修治