叱られ慣れていない若者たちと、これからの育て方
叱られ慣れていない若者たちと、これからの育て方
最近、二年続けてこんなことがありました。
ここ2年で入社した新卒社員が2人とも、辞めてしまったんです。
最大の理由は、彼らがお客様にご迷惑をおかけしてしまい、そのことを叱ったから!
もちろん、感情的に怒鳴ったわけではありません。(叱られ慣れてないからそう感じたのかもしれませんが・・・・)
ただ、お客様にご迷惑をかけてしまったことへの責任や、社会人としての在り方を伝えたかった。
でも結果的には、その後すぐに退職することになってしまいました。
(かと言って、叱らないわけにもいかないのが辛いところですね・・・・)
こうしたことは、実はうちの会社だけではなく、他の経営者仲間からもよく耳にします。
「最近の若い子は叱られ慣れていないよね」と。
◆ 叱られ慣れていない若者の背景
今の若い世代は、学校でも家庭でも怒られる経験が少ないと言われています。
先生も保護者も、できるだけ怒らずに褒めて育てる風潮が強くなり、
注意されたり叱られたりすること自体が少なくなったようです。
そのため、社会に出て初めて「厳しい言葉」を受けたとき、
自分を全否定されたように感じてしまうことがあるのかもしれません。
もちろん、パワハラのような叱り方は論外です。
でも、「お客様に迷惑をかけたから次はこうしよう」という指摘でさえ、
受け止めきれない子が増えているのは事実です。
◆ 私たちにできること
「最近の若者は根性がない」と言ってしまえばそれまでです。
でも考えてみると、叱られる経験がないまま大人になる環境を作ってきたのは、私たち大人や社会全体なんですよね。
だからこそ、これからは私たちが変わらないといけないと感じます。
叱られることに慣れていない若者たちに、どうやったら前向きに成長してもらえるか。
その環境を整えるのは、私たち企業側の責任でもあると思うのです。
◆ 新時代の指導方法
では、これからの時代、どんな伝え方が良いのでしょうか。
🌱 行動にフォーカスする
「君はダメだ」ではなく、「ここはこう改善したらもっと良くなるよ」と伝える。
🌱 できているところも認める
叱るだけではなく、「ここはよかったね」と一言添えることで、自信を失わずに済む。
🌱 怒りではなく冷静に伝える
感情的に叱るのではなく、事実を淡々と伝え、一緒に対策を考える。
🌱 指摘の理由を伝える
「叱るのは成長してほしいからだよ」と、指摘する目的をしっかり伝える。
🌱 自分もアップデートする
指導する側も学び続けることが大切。昔のやり方がすべて正しいとは限りません。
◆ でも本音を言うと…
正直なところ、こうも思います。
なぜ私たちだけが、弱くなった若者に合わせて気遣いをアップデートし続け、
今よりもさらに大人にならなければいけないのだろう、と・・・・
◆ まとめ
それでも、私たち大人が変われば、若い人たちも変わっていける。
若者たちが安心して挑戦し、成長できる環境を作ることが、
最終的には会社の成長にもつながるはずです。
「最近の若い子は…」で終わらせるのではなく、
「どうしたらこの子たちが育つだろう」と考えられる大人でいたいですね。
私は、時代に逆らって、自分の子供だけはたくさん叱っていきます。
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ViVi不動産株式会社 矢郷修治