社長ブログ

【事件コラム】マスターキー悪用の不法侵入事件から考える賃貸管理の責任と防止策

鹿児島市で起きた、賃貸マンション管理人によるマスターキー悪用の不法侵入事件。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f63616822cd3376c55c353574ad855f08b791cc6?page=1

元管理人の「普段見られない奥さんの下着を見てとてもうれしい気持ちになった」という供述を聞いた時、正直、背筋が寒くなる思いでした。

しかも事件後、不動産会社からは一切謝罪も説明もなく、再発防止策も講じられないままだったという報道…。

被害者の気持ちが全くわからない人間だからこそ、一線を越えて不法侵入などという行為に及ぶのでしょう。
それにしても、賠償額が高いと元管理人は争う姿勢を示しているようです。 最低ですね・・・ さらに被害者の方の気持ちを踏みにじるなんて・・・・、「高い」どころか、被害に遭われた方の心の傷は一生消えないことが理解できないのでしょうね。

なにも動かない不動産会社なんて、ありえない。

本来であれば、事件発覚後すぐに:

  • 全入居者への説明

  • 同様の被害者がいないかの確認

  • マスターキー管理体制の即時見直しと説明

を徹底すべきでした。
被害者が“ひとり”で戦わなければならなかった現実に、同じ業界に身を置く者として胸が痛みます。


【地元密着不動産会社としての意見】

当社は現在、賃貸管理業務を行っていませんが、もし今後管理業務を開始する場合、以下の体制を必ず構築すべきと考えます。

■ マスターキー管理の徹底

  • マスターキーは営業所単位ではなく、本社管理

  • 使用時は必ず使用日時・使用者・目的を記録する仕組みを整備。

  • 無断複製や私物化を防ぐため、**特殊キーシステム(複製不可・履歴管理型)**の導入。

■ 従業員・管理人教育の徹底

  • 入社時・定期的にコンプライアンス研修・ハラスメント研修を実施。

  • 「この程度ならバレない」などという認識が犯罪の温床になることを繰り返し周知徹底。

■ 入居者への説明責任

  • 事件・トラブルがあった際には速やかに事実説明と謝罪を行い、全入居者への周知を徹底する。

■ 万が一の被害対応

  • 被害者が泣き寝入りしないよう、弁護士や第三者相談窓口と提携し、精神的・法的サポート体制を整える。


【最後に】

このような事件が報道されると、「やっぱり賃貸管理会社って信用できない」と思う方もいるかもしれません。
しかし、入居者様の生活を守ることこそ、管理会社の最大の使命

当社は現在、売買専門ですが、もし将来的に賃貸管理を行うときは、ただ空室を埋めるだけでなく、

「人の生活と心を守る責任」を全うできる会社でありたいと考えています。(言うのは簡単ですけどね・・・ なので、今のところ賃貸管理は手を出しておりません。 ちなみに、空家の鍵を当社もお預かりしておりますが、事務スタッフしか知らない暗証番号キー付きの壁固定の鍵ボックスで管理しております。)

今後も地元に根ざし、透明性ある公正・公平な取引と、何より安心して暮らせる住環境づくりに邁進してまいります。

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令和7年6月29日

ViVi不動産株式会社 矢郷修治