社長ブログ

火災保険って必要?富山市の最新事情と空き家・古家の意外な落とし穴

こんにちは、ViVi不動産のブログです!!

「火災保険って結局、何のためにあるの?」「ウチみたいな古い家でも入れるのかな?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?

今回は、富山市における火災保険の最新動向や、空き家・築古住宅を所有されている方が特に気をつけていただきたいポイントを、やさしく解説していきます。


そもそも火災保険って、何のため?

火災保険というと「火事のときの保険でしょ?」と思われがちですが、実はもっと幅広い災害に対応しています。

たとえば…

  • 火災

  • 落雷・爆発

  • 台風や大雨による風災・水災

  • 盗難・水漏れ など

最近では「大雨による浸水被害」が増えてきており、この“水災”が注目されています。


富山市で火災保険料が上がる!? 水災等級が「4等級」に

富山市では2024年の水災リスク評価が見直され、富山市は全域「水災等級4」に指定されました。
この等級は1〜5段階で評価され、「4等級」は比較的リスクが高い地域と判断されたということです。

▶なぜ富山市が?

ここ数年、富山でも局地的な豪雨が増えていますよね。
その影響で「河川の氾濫」や「内水氾濫(排水が間に合わず道路が冠水する現象)」のリスクが全国的に再評価されており、富山市も例外ではなくなっています。

▶エリアによって大きく違う

まだ始まったばかりなのでしょうがないのかもしれませんが、富山市全体が一括りに「4等級」とされてしまっています。(こんなに広いのに・・・・)

「ざっくり」区切られているのが現状です。

同じ富山市内でも川の近くや低地ではリスクが高く、丘陵地や市街地中心部は比較的リスクが低い…といったケースもあるので、今後は、よりきめ細かな地域評価がなされ、エリア単位での保険料差がつく可能性もあります。


空き家には落とし穴!保険が使えないことも…

今、全国的に増えている「空き家」。 
実は、今まで住んでいた時に加入していた火災保険が、空き家になるとそのまま適用されないことがあります。

▶理由は「使用実態の違い」

保険会社の多くは「実際に住んでいる家」を前提にリスクを想定しています。
住んでいない=管理が不十分になる可能性が高いので、火災・漏水・放火などのリスクが高まるんです。

そのため、空き家になった時点で「住居用火災保険」は無効となる場合があります。

対策: 空き家向けの専用火災保険に切り替えましょう!


古い家ほど保険に入りにくい?築年数にも注意!

「実家が築50年以上だけど、火災保険って入れるの?」

結論から言うと、「入れない」場合もあります。

▶築古住宅が敬遠される理由

  • 配線の劣化による火災リスク

  • シロアリ被害など構造上の問題

  • 倒壊リスク(地震や台風時)

こういったリスクを理由に、保険会社が「新規引受をしない」「保険料が割高になる」といった対応をとることがあります。

特に、1981年以前(旧耐震基準)に建てられた住宅は、保険の審査で厳しく見られる傾向があります。

▶対策はある?

あります!

  • 過去に大規模なリフォーム(屋根・構造含む)を行っている

  • 定期的な点検・修繕履歴がある

こういった内容を証明できれば、保険会社に納得してもらえる可能性は高まります。


よくある質問Q&A

Q. 火災保険って絶対必要?

→住宅ローンを組む場合は「必須」ですし、現金購入の方でも加入をおすすめします。自然災害や思わぬトラブルに備える意味でも、「お守り」としての役割はとても大きいです。

Q. 自治体のハザードマップは見たほうがいい?

→はい、必ず確認しましょう!
富山市のハザードマップには「浸水想定区域」などが明記されており、リスクを客観的に把握できます。


最後に:保険は“安心”の備え。今の契約、大丈夫ですか?

火災保険は「もしも」の時の備え。
ですが、「うちは入ってるから大丈夫」と思っていても、空き家になったり築年数が進んでいたりすると、思わぬところで適用外になることもあります。

今一度、ご自宅や所有している物件の状況に合った保険になっているか、ぜひ見直してみてください。


参考リンク(より詳しく知りたい方へ)

 

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令和7年5月25日

ViVi不動産株式会社 矢郷修治