社長ブログ

【衝撃】富山市で“1億円”の中古マンションが登場!その背景と未来を読み解く

2025年、北陸の中心都市・富山市の不動産市場において、ひとつの「歴史的転換点」とも言える物件が登場しました。

その名も――

「レーベン富山環水公園」13階 2LDK  10,000万円

場所は富山市牛島本町1丁目。北陸新幹線の停車駅・富山駅から徒歩10分という好立地。周囲には環水公園やスターバックスコーヒー環水公園店など、全国的にも名の知れたスポットが点在する人気エリアです。

注目すべきは、その価格!!

1億円。 1億円! 1億円! です。

そう、ついに富山市でも**「億ション」**が現れたのです。  今日はエイプリルフールですが本当の話です!(笑)


■ 新築未入居=「中古」だけど「新古」

本物件は、厳密には「中古」扱いながらも、2025年2月完成の新築マンションで、まだ一度も居住歴がない「新古」物件。いわゆる「未入居中古」ですが、実態としては限りなく新築に近い状態です。

専有面積は88.60㎡(約26.8坪)、販売価格は1億円。坪単価に換算すると、373.2万円という、これまでの富山では考えられなかった高水準です。


■ 驚きの価格設定はなぜ?背景にある3つの要因

1億円という金額に驚かれた方も多いと思います。では、なぜ今、富山でこの価格設定が成立しつつあるのか?背景には主に3つの要因があります。

① 高騰する建築コスト

全国的な資材価格の上昇、職人不足による人件費高騰により、新築マンションの開発原価は右肩上がり。特に高級仕様や駅近タワー型マンションでは、その影響は顕著です。新築分譲価格との競争力を保つため、中古市場でも価格が上がる傾向があります。

② 富山駅周辺の都市再開発とブランド価値

ここ数年、富山駅前エリアは再開発が進み、富山地鉄ビルの建替えやオーバード・ホール周辺の活性化により、都市機能が一気に集中してきました。これにより「駅10分圏内=資産性が高い」という認識が広がり、駅近物件の価値が見直されています

③ 環水公園エリアのプレミアム性

環水公園という**「景観・利便性・ステータス」の三拍子が揃ったロケーション**は、富山県内でも数少ないエリア。東京や金沢など他地域からの移住者やセカンドハウス需要も一定数あり、「他にはない」という希少性が価格に反映されています。


■ 30年前とのギャップが物語る“富山の進化”

このニュースを耳にしたとき、私自身の頭によぎったのは30年前のこと。

当時の富山において「マンション」は、今ほどの人気はありませんでした。戸建信仰が根強く、「マンションなんて、狭いし高いだけ」と揶揄された時代です。

1坪50万円でも「高い」と言われた時代が、今や坪単価370万円を超えるマンションが登場している。感慨深いのはもちろん、富山市の変化と成長を象徴する出来事でもあります。


chatGPT君に今回のブログのためのイラストを作成させたらこんなイラスト作ってくれました(笑)

現物とはだいぶん違いますがお許しくださいませ・・・・ エイプリルフールなので・・・

■ 今後、富山に“億ション”は定着するのか?

ここで気になるのは、今回の1億円マンションが「特例」なのか、それとも「今後のトレンドの始まり」なのかという点です。

正直なところ、まだ“億ション”が富山のスタンダードになるには時間がかかるでしょう。富山の平均的なマンション価格帯は3,000万~4,500万円が中心であり、一般層の購買力とまだギャップがあります。

しかし、以下のような条件が揃えば、今後も1億円級の物件は定期的に登場すると考えられます。

  • 富山駅10分圏内

  • 環水公園や松川沿いなどの希少立地

  • 高層階・眺望良好

  • 高級内装・ハイグレード設備

  • 新築・もしくは新古状態

つまり、「立地と仕様において富山最高水準」と言える物件であれば、1億円という価格帯でも買い手がつくポテンシャルが出てきた、ということです。


■ まとめ:地方都市でも不動産の“二極化”は進む

今回の「レーベン富山環水公園」13階・1億円物件の登場は、単なる珍しいニュースにとどまりません。

これは、富山という地方都市においても、不動産価値の二極化・プレミアム化が進行している証左です。

すべての物件が値上がりするわけではない一方で、条件が揃った一握りの物件は、都心並みの価格でも評価される時代が来ているのです。

「地方だから安い」は、もはや過去の話。

これからの不動産市場は、“エリアの魅力・資産価値・希少性”をいかに見抜くかが問われる時代になります。


最後に一言。

富山に住んでいて、「こんな価格のマンション、誰が買うの?」と感じる方も多いかもしれません。

でも、こうした物件の登場こそが、「街の成熟度」や「資産の多様性」を物語っているのです。

富山の不動産市場は、確実に次のステージへ進もうとしています。

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令和7年4月1日

ViVi不動産株式会社 矢郷修治