どんな謝罪会見にも一定のルールはある
昨日のフジテレビの謝罪会見かいつまんでみておりました。 さすがに10時間は付き合いきれません・・・・(笑)
質問している記者の中には、「自分だけの正義を振りかざす」カッコ悪い大人が何人かまざっていましたね。 見ているこっちまで不快になってフジテレビ側に同情するほどでした。 残念。
謝罪会見というのは、企業や個人が責任を明確にし、誠意を持って社会に説明を行う場です。
これはある意味、責任を果たす場であると同時に、自らの信頼を回復するための第一歩でもあります。
しかしながら、昨今の謝罪会見では、残念ながらその本質が失われている場面を目にしました。
謝罪する側の立場
謝罪会見に臨む側は、すでに「弱い立場」に置かれています。不祥事やトラブルに対する責任を認め、言葉を尽くして謝罪しようと努力する中で、被害者のプライバシーや法律上の制約により、詳細を明らかにできないことも少なくありません。それでも、謝罪者は真摯に頭を下げ、自らの過ちを認めようとしています。
こうした場面では、謝罪する側が発言を慎重に選び、時には非難を浴びながらも冷静さを保とうとする姿勢が求められます。しかし、その冷静な態度が誤解され、誠意に欠けると見なされることもあり、その立場の難しさは私たちでは想像しにくいものです。
会見場の「みっともない行為」
一方で、謝罪会見の場において記者や傍観者が行う不適切な行為が、場の秩序を乱している現実も見逃せません。
例えば、今回のフジテレビ謝罪会見で見られたのは以下のような行為です:
- 答えられない質問を繰り返す
謝罪者が「被害者保護のためにお答えできません」と説明しているにもかかわらず、同じ質問を執拗に繰り返す行為は、生産性を欠くだけでなく、謝罪会見を単なる攻撃の場へと変えてしまいます。 - 怒号やヤジを飛ばす
中には、質問者以外が場の空気を無視して怒号やヤジを飛ばす場面もあります。これは議論を混乱させるだけでなく、謝罪会見の本質を著しく損なう行為と言わざるを得ません。
被害者への配慮と会見の目的
謝罪会見の本来の目的は、被害者や関係者への謝罪と誠意の表明、そして事実を正確に社会に説明することです。
しかし、被害者のプライバシーに関わる情報や、法律上公開できない内容がある場合、それを強引に追及することは、被害者にさらなる負担をかける結果となりかねません。
また、謝罪者がすべてを明らかにできない事情がある場合、それを理解し、冷静に受け止める記者の態度が求められます。こうした配慮がなければ、謝罪会見の意義そのものが失われてしまいます。
会見場で守るべきルール
謝罪会見をより有意義なものとするためには、参加者全員が以下のルールを守るべきです:
- 冷静で礼儀正しい質問を心がける
質問は簡潔かつ的を射たものであるべきです。怒りや感情に任せた質問は場を乱すだけでなく、謝罪者に誠意を伝えるチャンスを奪います。 - 謝罪者の立場を理解する
発言に制約がある場合、それを受け入れた上で話を進めることが必要です。 - 被害者や関係者への配慮を最優先する
被害者のプライバシーを守ることは、謝罪会見における最も重要なルールの一つです。
最後に
謝罪会見は、謝罪者と社会が相互に向き合い、信頼を再構築する場であるべきです。その場を混乱させる無責任な行為は、謝罪者だけでなく、被害者や社会全体にとってもマイナスです。
私たち一人ひとりが謝罪会見の意義を理解し、その場にふさわしい態度を心がけることが、真の信頼回復への道を切り開く第一歩となります。
社会が成長し続けるために、謝罪会見という場の大切さとそのルールを改めて考え直す必要があります。
国会でもヤジや怒号をいまだに目にするけど、国民の代表ってことを忘れてるんでしょうかね???
皆様からのご意見をお待ちしております。
ViVi不動産株式会社は、公平で、正直で、透明性のある取引をお約束します!
富山市の中古戸建、中古マンションの売却の事なら
富山市の中古戸建、中古マンションの購入はビビすまへ!
令和7年1月28日
ViVi不動産株式会社
矢郷修治