政治家の「身内に甘い処分」と国民感情の乖離
最近の政治ニュースを見ていると、「身内に甘い」と言われている政治家の姿勢が浮き彫りになってきます
特に、裏金を認められたにもかかわらず、軽い処分で済まされている議員が今回の選挙では公認されるというニュースは、多くの国民に疑念を抱かせます。
個人的には非主流派の石破さんが自民党の総裁になった「自民党」には自浄能力をちょっぴり期待していただけに、
「裏金議員も公認!」のニュースに対するショックは大きかった・・・・
私たち一般市民が「裏金は500万円以下だから大丈夫!」と言い訳して、税金やお金に関わる不当なことは絶対に許されません。
それにもかかわらず、政治家は法律のグレーゾーンを利用して、裏金問題のような不正を隠蔽し、バレても軽い処分に留まっているのは非常に不可解極まりない。
このような状況を見ていると、ドラマや映画では「悪い不動産業者」と「悪い政治家」がしょっちゅう出てきますが、不動産会社の人間でドラマに出てくるような汚れた人間は私の周りにほとんどいないのに比べて、政治家はほんとうにドラマで演じているような金に汚く、税金を無駄遣いする人間が数多く存在することを認識させられます。 政治資金規正法の改正を議論しているさなかにパーティーを開催しようとするばかりか、案内状に「入金のみ」の項目を作っちゃったりと問題視される富山の某議員さんにもガッカリさせられました。
こんな状況を見ていると、池井戸潤さん原作の「鉄と骨」を思い出します。 ( 建設業界の談合とそれに付け込んで甘い汁をすする政治家を描いてました。 ドラマにもなっているのでこれを見ると、現実を一瞬忘れて少しすっきりするかもしれませんよ。(笑))
不動産業界にも一部の人間が不正な行いをしてしまうことがあることは否定できませんが、多くの不動産会社は透明性を重視し、毅然とした運営を行っていて、「他の議員さんもやってるから大丈夫!」なんて感じで裏金作りに勤しむ人は不動産業界にはほぼいません。(税務署などの目があるので元々できませんし・・・(笑))
不動産業界では、法の規制が国土交通省によって強制的に施行されどんどん細かく、そして厳しくなっています。
30年前と比べると取引の際に売主様や買主様に交付する重要事項説明書は、30年前は1~2ページだったものが今では約20ページになりました。 (説明をする私たちも大変ですが、説明を受けるお客様はもっと大変です。)
私たち不動産会社は契約内容や取引の過程で細心の注意を払っていますが、そんなにしていてもミスをしてしまったときは、業務停止や免許の剥奪といった厳しい処罰の対象となる事があります。
政治家たちが「身内に甘い」処分を繰り返し、問題があったとしても軽い処分で済まされ、責任を取らない姿が連日ニュースで流されています 彼らの厚顔無恥な態度は、私たち国民にとって非常に不快ですし、これを見た若者は日本の未来に期待を持てるのでしょうか??
せめて不動産業界だけは、透明性を保ち、お客様のために一生懸命奉仕し裏切らない業界でいたいと思います。
そして、選挙に「国民の怒り」や「国の自浄能力」が反映されることを祈っています。
令和6年10月5日
ViVi不動産株式会社 矢郷修治