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ペアローン:夢のマイホームが抱えるリスクとその対策

最近、住宅ローンにおいてペアローンを利用するケースが増加しています。ペアローンとは、夫婦や事実婚のカップルが連帯して住宅ローンを組む方法で、借入額を増やしやすくするため、特に物件価格が高騰する都市部で人気があります。しかし、ペアローンにはいくつかの懸念事項があります。

 

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ペアローンの魅力

  1. 高額な物件購入が可能: ペアローンを利用することで、単独のローンよりも借入額を増やしやすく、高額な物件の購入が現実的になります。特に共働き家庭にとっては、収入を合算することで借入の上限が引き上げられるため、広いマンションや便利な立地の物件を手に入れるチャンスが増えます。
  2. 所有権の対等性: 女性の社会進出が進み、共働きが当たり前となった現代において、対等な立場で物件を所有したいというニーズも増加しています。ペアローンはその希望を叶える一つの方法です。

ペアローンのリスク

  1. 長期間の返済負担: 福井銀行などでは最長50年の住宅ローンを提供していますが、これは非常に長期間にわたる返済を意味します。その間に金利が上昇するリスクや、人生の中で予期せぬ出来事(離婚や失業など)に直面する可能性があります。50年間のローン返済を考えると、まるで住宅ローンという檻に人生を放り込まれたような気分になるかもしれません。
  2. 返済の不安定さ: ペアローンでは、どちらかが休業や失業した場合に返済が難しくなるリスクがあります。例えば、産休や育休、病気や怪我で一時的に収入が減少した場合でも、毎月の返済額は変わらないため、家計に大きな負担がかかることがあります。
  3. 離婚時のリスク: 離婚した場合でもペアローンは連帯債務のため、双方に返済義務が残ります。つまり、離婚後もお互いにローンの返済を続けなければならないため、経済的な負担が大きくなる可能性があります。物件の処分や返済方法の調整が必要となり、複雑な問題が生じることがあります。

中古住宅リフォームという選択肢

新築住宅の購入は確かに魅力的ですが、高額なローンを背負うリスクを考えると、必ずしも最良の選択とは言えません。

そこで、中古住宅や中古マンションを購入し、リフォームするという方法を提案します。

 

  1. 経済的なメリット: 中古住宅は新築に比べて価格が抑えられているため、初期費用を大幅に削減できます。また、リフォーム費用を含めても新築より経済的な場合が多いです。
  2. 立地の選択肢が広がる: 新築物件が少ない便利なエリアでも、中古なら選択肢が広がります。通勤や通学の便が良い場所に住むことで、生活の質が向上します。
  3. 環境に優しい選択: 中古住宅をリフォームすることは、資源の再利用にもつながり、環境負荷を減らすことができます。持続可能な社会の実現にも貢献します。

対策とアドバイス

  1. 慎重な計画とシミュレーション: ペアローンを検討する際には、将来の収入や支出の変動を考慮した詳細なシミュレーションが必要です。また、金利の変動リスクも考慮に入れ、余裕を持った返済計画を立てることが重要です。
  2. 保険の活用: 万が一の事態に備えて、生命保険や失業保険などを活用することも検討しましょう。特にペアローンを組む場合には、双方の生命保険加入は必須と言えるでしょう。
  3. 将来の変化に柔軟に対応: 家族構成やライフスタイルの変化に柔軟に対応できるように、住宅ローンの返済方法や期間を見直す機会を定期的に設けることも大切です。

 

ペアローンは、多くの家庭にとって夢のマイホームを手に入れる手段となり得ます。しかし、その一方で、長期間にわたる返済負担やリスクも抱えています。慎重な計画と準備を怠らず、将来の変化にも対応できるような柔軟な姿勢で臨むことが、成功への鍵となるでしょう。また、新築にこだわらず、立地や価格面でメリットのある中古住宅をリフォームする選択肢もぜひ検討してみてください。それにより、経済的にも快適な生活を実現できる可能性があります。

 

7月25日に当社 富山市天正寺に移転オープンいたします。

新店舗では、中古住宅のビフォアルームとアフタールームを展示して中古住宅のリフォームの楽しさが目で見てわかるようになっています。 お気軽にお越しくださいね!

 

令和6年7月14日

ViVi不動産株式会社 矢郷修治