レギュラー買ってラージ注いだ…コンビニコーヒーでの「小さな窃盗」の記事について思うこと。
『レギュラー買ってラージ注いだ…コンビニコーヒー「窃盗」で懲戒免職の元公務員「犯罪者を出さない仕組みにならないか」』
という記事が掲載されていました。
どんなに小さくても犯罪は犯罪です。 タイトルにあった「犯罪者を出さない仕組みにならないか」というのは、犯罪を犯した方の甘えでしかないような・・・・
(犯罪を防止する仕組みや防犯システムを設置するのにはお金や時間がかかります。 警察がそれを言うのならまだしも、犯罪者が「それをしてなかったから犯罪を犯してしまった!」と言ってしまうと、防止策を講じなかった店側が悪いと、責任転嫁しているように聞こえてしまいます・・・・)
この記事には多くの重要な教訓が込められています。
一見しただけでは、コンビニコーヒーのサイズを巡る小さな窃盗事件に見えますが、実際には、地域社会における個人の行動の影響と、一度の過ちが人生に与える長期的な影響について深く考察する機会を提供してくれています。
特に、我々が住む富山市のような小さな地方都市では、犯罪も少ないので、このような一度の行動が一生にわたって個人の評判に影響を与える可能性があります。(飲酒運転しただけで新聞に載っちゃうぐらいですからね!)
この事件は、簡単に説明すると、コンビニでレギュラーサイズのコーヒーを注文し、実際にはラージサイズを注いでしまったというものです。
お店にとっての被害金額は数十円から100円程度ですが、この様な方が何人も同じことを行ったとするとお店の損害は莫大なものになります。
この行為はれっきとした犯罪であり、窃盗罪で逮捕されてしかるべきことなのです。
記事に出てくる加害者の一人は元公務員で、張っていた警察官に現行犯逮捕され、最も重い「懲戒免職」の処分を受けました。
彼は仕事を失い、社会からの孤立を余儀なくされました。
ここで注目すべきは、一度の軽率な行動が、仕事や人間関係、さらには社会的な立場にまで及ぼす影響の大きさです。
小さな窃盗行為であっても、それは犯罪であり、個人の人生を大きく狂わせる可能性があります。
特に、不動産業界など、信頼と評判が極めて重要な業界では、一度傷ついた評判は回復が難しいものです。
先ほども書きましたがこの事件を通じて、私たちは、「犯罪者を出さない仕組みにしてもらえないか」という第三者に依存した考えが甘えであることを認識する必要があります。
社会は個々人の行動に対する責任を明確にし、それに伴う結果を受け入れることを求めています。
しかし、その一方で、加害者が初犯(非常習犯)である場合、懲戒解雇などの厳しい刑罰ではなく、高額な罰金での内々の解決を模索する余地もあるような気もします。
これにより、一度の過ちで人生が狂うことなく、社会復帰の道を開くことができます。
(ちなみにこの記事のインタビューに答えた方は、「少なくとも4~5回やったと思います。」と答えているので、お店の迷惑を顧みていないので、厳しい処罰はしょうがないのかも?とも思います。)
個人の誤った行動が自分と地域社会全体に与える影響は大きく、特に狭い地方都市では、その影響は個人の人生において長く影響を及ぼすことがあります。
信頼と評判を大切にし、責任ある行動を心がけることが、長期的な成功につながる鍵となるのですね。
『信頼を失うのは一瞬。取り戻すのは一生』
心に刻んでおきましょう。
令和6年4月7日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治