ブログ
令和元年の富山市の売買マンションの相場
ゴールデンウィークの時間を使って、富山市内の昨年前半と今年前半の売買マンションの値動きを調査していたのですが、結論から言いますと
「大幅な下落」でした。
原因は、新築マンションの供給過多とそれにより売れ残ったお部屋の値引き販売に中古マンション相場も引っ張られた形ではないかと思われます。
昨年前半は、築22年程度のマンションが平均78万円/坪で成約していたのですが、それが今年の前半は平均72万円/坪での成約となっています。
成約件数も12%減でした。
昨年まではマンション人気が過熱気味でしたので、急激にその熱が冷めた感じなのかもしれません。 いままでは、少し高めの売り出し価格でも
「大丈夫です。売れます!」
とお伝えしておりましたが、今後は少し厳しめにお伝えしないといけないようです。
土地相場も調べましたが、そちらも「大幅な下落」と言う結果になりました。 富山駅中心部が異常ともいえる高値で成約していたものが、
やっと落ち着いてきたのが原因で、郊外は、横ばいかそんなに下落していないようです。
今回の消費税値上げによる駆け込み需要は、4月でほぼ落ち着いたように見受けられます。 不動産業界はこれからが勝負ですね!
個人的には、物価と同じく土地価格は緩やかに値上がりしてくのが、健全だと思っています。
令和元年5月17日 ViVi不動産株式会社 矢郷 修治