社長ブログ

軟弱地盤の見分け方: 目と歴史で読み解く方法

軟弱地盤の見分け方: 目と歴史で読み解く方法

 

不動産の専門家として、土地を購入する前にその品質を見極める能力は非常に重要です。

今回は、特に問題となりやすい軟弱地盤をいかに見分けるか、という点に焦点を当て、その方法をご紹介します。

これは、リスクを事前に回避し、所有する土地の価値を正確に把握するために役立ちます。

土地の風景から軟弱地盤を見分ける方法

  1. 水田が盛土造成されている風景: 水田は、周囲から水が集まる低湿地に位置し、土中の水分が多く、含水比の高い地盤は強度が低く、建物荷重に敏感に反応します。特に、盛土が施された場合、その荷重により大きな沈下を引き起こす可能性があります。    能登半島地震の影響で、富山でも新規分譲地で液状化現象が起きてしまった事例が有りましたね・・・
  2. 暗渠の風景: 暗渠は、もともと小河川などの水路があった場所に設けられた地下の排水路です。この周辺は、自然の水流の低地を流れるため、水分を豊富に含み、軟弱地盤が形成されやすいです。歩道や緑道として再生された現在も、その本質は変わらず、特徴的な車止めなどがその手がかりとなります。
  3. RC造L型擁壁によって一段高くなった宅地: このような造成地は、擁壁の背後に盛られた土砂が圧縮されやすく、特に新しく造成された土地では軟弱地盤のリスクが高まります。擁壁近くの地盤が不均一に圧縮されることで、建物に不利な影響を及ぼすことがあります。
  4. 野菜が植えられた畑地: 一般に、畑地は水はけが良く、地盤が良好であることが多いです。特に、台地や丘陵地などの高台に位置する畑地は、雨水や地下水が自然に低地へ流れるため、地盤が乾燥しており、良好な状態であると考えられます。

#上記の内容は、宅建免許の更新テキストの中に入っていた 不動産流通推進センターさんの「不動産流通実務検定”スコア”」のお試し問題に掲載されていたものを

編集して利用させて頂いています。

 

不動産流通実務検定“スコア”

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私も受けてみましたが・・・・・  全問正解できませんでした・・・・(泣) まだまだですね。

 

話を戻しましょう!

他にもこんな軟弱地盤の見分け方が有ります。

 

道路から軟弱地盤を見分ける方法

道路から地盤の状態を推測するには、道路の傾きや亀裂、沈下の有無に注意を払います。暗渠や盛土造成された土地の近くにある道路では、不均一な沈下が見られることがあり、これは軟弱地盤の兆候です。また、道路脇の植生や水はけの状態からも、土地の性質を読み取ることができます。

 

古地図から軟弱地盤を見分ける方法

古地図を利用することで、過去にその地がどのように利用されていたか、例えば水田や河川だったかどうかが分かります。

古地図は国土地理院のサイトなどで見ることができます。

 

これらの情報は、現在の地盤の軟弱性を推測する貴重な手がかりとなります。例えば、過去に水田や湿地として利用されていた土地は、含水比が高く、軟弱地盤の可能性が高いです。また、河川の流れが変わったことによって形成された土地も、元々は水分を多く含む軟弱な地盤である可能性があります。古地図上でこれらの特徴を見つけることができれば、その土地が軟弱地盤である可能性を高める一つの指標となります。

実は富山県庁や富山市役所が現在ある場所って元々は神通川が流れたいた場所って知っていましたか??

能登半島地震の影響で、富山市中心部の県庁南側にある松川沿い道路アスファルトが大きくひび割れ、陥没しているところも見つかったため通行止めとなってしまったのも

以前の地形が大きく影響しているかもしれませんね。

昔の地形を詳しく知りたい方はコチラ

★これを見るとなぜ見地の西側の地名が「舟橋」なのかが理解できますね。

 

古地図を利用する際のポイントは、地図上の特徴と現在の地形を照らし合わせることです。

古地図には、現在では見られない河川の流れや湿地の広がりが記されていることがあり、これらの情報から土地の歴史的背景を理解し、軟弱地盤のリスクを推測することが可能です。

また、過去に行われた土地改良や埋め立ての歴史も、古地図を通じて把握することができます。

これらの改良が軟弱地盤をどの程度改善しているかを考慮することも、土地選びの際には重要です。

 

結論

軟弱地盤の見分け方には、目に見える現地の風景から得られる情報と、古地図などの歴史的資料から得られる情報の両方を組み合わせることが重要です。

これらの情報を基に、軟弱地盤の可能性が高い土地を見極めることができれば、土地購入や建築計画を進める際のリスクを大幅に軽減することが可能になります。

しかし、最終的には専門的な地盤調査を行い、その結果に基づいて適切な地盤改良措置を講じることが、安全で安心な建築物を実現するためには不可欠です。

不動産の専門家として、土地のポテンシャルだけでなく、リスクについても正確な情報を提供することが求められます。地盤の状態を見極め、必要な措置を講じることで、

将来にわたって価値のある不動産を確保することができます。

 

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令和6年2月25日
ViVi不動産株式会社 矢郷修治