社長ブログ

購入前に床下点検してますか?

【床下点検を怠るとどうなる?】

 

今日は、中古住宅の売買における重要なポイントの一つ、「床下点検」についてお話ししたいと思います。

 

床下点検をお取引前に実施している不動産会社は意外と少ないんです。 これがどれほど大きな問題か、そしてそれが引き起こす弊害や失敗事例について、お伝えします。

 

先日も、6年ほど前に当社で仲介させて頂いた新築戸建ての所有者様が、今回は他の不動産会社さんの仲介で不動産を売却したら、引き渡し後に買主さんから「床下に水が溜まっていた!」とクレームが有ったそうで、当社に何とかならないかお電話が有りました。

引渡しから6年も経過してしまっており、そもそも当社は今回の取引に携わっていない為、それがいつ起きたかも、どのような取引だったかもわからないので、どうしようもして差し上げることはできなかったのですが、一般的なアドバイス(契約書の内容を見返すこと、それが発覚した時期、施工会社の責任の有無の確認)をさせてもらうことしか出来ませんでした。 契約前に床下点検さえしておけばトラブルを防げていた事案。   床下点検って大事なのです!

床下点検ってなに?

まず、床下点検とは何かを簡単に説明しましょう。これは、文字通り、家の床下を点検することです。

なぜ重要かというと、床下には家の基礎や配管など、家の「健康状態」を知る上で重要な部分が隠れているからです。

点検を怠った場合の弊害

点検を怠るとどんな問題が起こるのか、具体的な例を挙げましょう。

  • 構造的問題: 床下の損傷や腐食は、家全体の安全に関わります。点検を怠れば、将来的に大きな修理費用がかかることになりかねません。
  • シロアリ被害: シロアリは見つけにくい存在ですが、床下は彼らの好きな場所。被害が進行していると、家の価値は大幅に下がります。 富山市は湿気が多い地域です。 湿気が多いと木材も水分を含みやすくなり、シロアリ被害に遭いやすくなります。(シロアリだって固いより柔らかい木材の方が食べやすくて好きなんです。)
  • カビの発生 床下の換気が悪いと湿気てしまい。カビが発生します。木材も水分を含みやすくなり劣化しやすくなり良いことは有りません。
  • 配管の問題: 漏れや詰まりなど、配管の問題は床下点検で初めて明らかになることが多いです。これを見逃すと、床下を空けてみたら水浸し!なぜか水道代が高い!ってことが有ります。

実際の失敗事例

「床下点検をしなかったらどうなるの?」と思う方もいるでしょう。ここで、実際の失敗事例をいくつかご紹介します。

  • A案件: 購入後にシロアリの被害が発覚。修理費用が膨大になった。
  • B案件: 床下配管の劣化が見落とされ、後に大規模な水漏れが発生。床や壁の修理に多額の費用がかかった。
  • C案件: 構造的問題(不同沈下)が原因で家が倒壊の危機に。最終的には全面的な建て替えが必要になった。

トラブルが起きたときってどうなる?

では、トラブルが起きたとき、どのようになっていってしまうのでしょうか?  まず、問題が発覚すると、修理の必要性が生じます。これには時間とお金がかかります。そして、一番大きな問題は「その費用をだれが負担するのか?」 売主? 買主? 施工会社? 不動産仲介会社?  これを決めるのは売買契約時にどのような約定になっていたかで決まります。 引き渡し後の保証がついている物件も有れば、全くついていない物件も有ります。 中古住宅を購入する時に、床下点検をしないのであれば、せめて2か月程度の保証はつけておいてもらえると、買主さんも安心できるかもしれません。(売主さんはドキドキですけど・・・)

 

そのような事案が怠ったことによるトラブルに関する判例も存在します。

 

例えば、ある判例では、売主が床下の状態に関して重要な情報を隠していたため、購入者は大きな損害を被りました。

このケースでは、契約書に保証に対して何の記載もなかったため、民法の規定に従い売主に対して損害賠償が命じられました。

これは、隠れた欠陥がある場合、売主に告知義務があり、損害賠償義務があることを示しています。

予防策と対策

では、このような問題を避けるためにはどうすればいいのでしょうか。いくつかのポイントを挙げてみましょう。

  • 専門家による床下点検: 不動産取引の前には、必ず専門家による床下点検を実施することが重要です。これにより、隠れた問題を事前に発見できます。
  • 一級建築士によるインスペクション
  • 購入前の慎重な検討: 購入前には、不動産の状態を慎重に検討し、必要な情報をしっかりと収集することが大切です。

★当社に関しては昭和57年以降の建物に関しては、専門家による床下点検と一級建築士によるインスペクションを当社負担で行っています。

まとめ

床下点検は中古住宅の売買において非常に重要なプロセスです。これを怠ることは、将来的に大きな問題やコストを生む可能性があります。

不動産取引の際は、専門家の意見を聞き、適切な点検を行うことが肝心です。 皆さんも不動産取引を行う際は、不動産会社さんを信用し過ぎずにこの点を忘れずに!

不動産の世界は奥が深く、常に注意が必要です。

 

今日のブログが皆さんの不動産取引に役立つ情報となれば幸いです。

 

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令和6年2月3日
ViVi不動産株式会社 矢郷修治