代案の無い後ろ向きの批判はダメだけど、何も言ってくれないのも困る・・・
会議や議論の中で一番困るのは
「誰も意見を言ってくれない事!
次に困るのが、「代案の無い後ろ向きの批判・単純な否定」
誰もが、自分の考えに一致しないと何でも反対する上司や、スタッフに遭遇した経験ありますよね!
私なんかは、失敗の中にしか成功は無い!と考えてしまっているお気楽経営者は、「話をどんどん前に進めたい!」のが正直本音。
そんな私からすると、とりあえず、否定的な意見を言ったり、反対だけして代案を何も出さない人は、正直困ってしまいます。
代案を考えるのは難しいので、ただ反対するだけならとても簡単です。
「代案なき反対は議論を停滞させる。」と言うのが今までの持論でした。
でも、最近は 「代案がなければ反対できないことによるデメリット」があるということも考えるようになってきました。
チームにとって、反対意見が出ることは必ずしも悪いことではないってことですね。
代案なき反対を許さない状態が続いてしまうと、その内チームにとって下記のような不都合なことが起こるようになってきます。
- 悪い提案の採用: 否定を禁じる文化が根付いていると、悪いアイデアや計画が採用されてしまう可能性があります。スタッフや部下が適切なフィードバックを提供できないため、企画の質が低下することがあります。
- 問題の無視: 上司やチームメンバーが違和感を感じている問題が放置されることがあります。改善の余地があるにも関わらず、課題が解決されないままになり、業績や効率に悪影響を及ぼす可能性があります。
- イノベーションの制約: 否定が許されない文化では、新しいアイデアやアプローチの試行が抑制されることがあります。革新的な提案が出にくくなり、競争力の低下につながるかもしれません。
- チームの不満: チームメンバーや従業員は、自分の意見や提案が尊重されない状況に不満を感じる可能性が高まります。これが継続すると、モチベーションの低下や離職率の増加につながるかもしれません。
間違いに気づいたり、違和感を感じることより、代案を考えることの方が相当難しいんです。
反対を表明した個人では、違和感は感じるけど代案までたどり着けない時は、チームという集団の知でならたどり着けることがあります。
いろいろ本やネットで調べていたら、その私の悩みを解決してくれるこんなルールを見つけました。
「前向きな反対意見を引き出すための3つのルール」
会議を進める私の立場としては、代案のない反対意見や否定的な意見ばかりの状態を放置することは出来ません。
そうした場面で必要なのは「前向きな反対意見」なのか、「後ろ向きな否定・単なる批判」なのか、を見極めること。
反対意見を表明する際に必要な3つのルール
1.反対する際に、相手の意見を全否定しない。
2.前向きな決断としての反対であることを示す。
3.一緒により良い代案を考える姿勢を示す。
これいいですね!
この3つのルールを守れば、単なる批判や否定でなく、前向きな反対意見を会議に参加していスタッフは表明することができます。
意見が全否定されず、後ろ向きな反対ではないないので発言者も気分が悪くなることは有りません。 そして個人ではなく会議に参加している参加者全員でより良い案や修正を考えることで今まで思いつかなかったような修正点やアイディアが生まれる可能性が有ります。
これらのルールを守ることで、「効果的なコミュニケーション」、「建設的な対話」、「高品質な意思決定に貢献」します。
結果として、個人や組織の成功に寄与することが期待できますね。
当社の来年の会議から早速使ってみよう!!!
ということで、今年も1年間皆様にはおせわになりまました。 当社は本日が今年最後の営業日となります。 来年は1月5日金曜から営業開始となります。
よろしくお願いいたします。
令和5年12月26日
ViVi不動産株式会社 矢郷修治