社長ブログ

学校では「お客様」になりますが、会社においては「提供者」となります。

学校はお金を払って教育というサービスを購入しているのでお客様としてサービスを受ける権利があります。

逆に会社はお金をもらっているので労力やサービスを提供する側になります。
お金をもらっている以上、提供する側の義務があります。

学校と会社は、全く正反対です。　　　でも、それを理解できていない方が残念ながら多くなっています！

学校の目指すべきは「個人のスキルアップ」
です。

会社の目指すべきは「会社の目標数字の達成」
です。

会社では、「お客様や会社の仲間に貢献して得た売上や利益」
という成果が必要なんです。

そのためにはもちろん個人スキルが必要なこともあります。

なので社会に出て、初めて仕事をすると　出来ない部分ばかりを指摘されたり叱られたりしまうのでやる気を無くしてしまう人もいます。

でも、それはお金をもらっている以上、お客様や仲間に迷惑をかけてはダメですので、サービスを提供する人間として

の立場上、指摘や叱られるのは避けられませんし、当然のことです。

お客様にお金を出してもらうためには、不動産のプロとしてサービスを提供し、お客様に貢献する必要があります。

それで初めてその人のお給料が支払われるのです。

自分のスキルがアップしたからその成果としてお金がもらえるわけではありません。

お客様や会社への貢献したからお給料が支払われるだけなんです。

当社で採用する人材は

・不動産仲介業を提供している当社に興味を持ってくれている事

・不動産やお客様、そして仲間に興味を持ってくれている事

・会社やお客様に貢献することを大事に思ってくれている事

自分のスキルアップだけを目的にしている人は本来の目的であるお客様や仲間に貢献することを面倒だと思いがちです。

興味が持てないことは積極的に知ろうとしませんから
不動産知識も身に着かず、不動産のこともお客様のことも深く理解しようとしません。

そうすると、仕事の成果もなかなか上がっていかない。

当然、仕事がうまく行かなくなって、仕事が面白くない、楽しくない、となって最後は、その考えを改めない限り、

何も身に着くことなく職を転々とすることになってしまいます。

会社は会社に貢献する人を育成するためにお金と時間を投資をしますが、

「会社は新人がキャリアアップをするために存在しているのではない」のです。

他のスタッフやお客様や取引先など、「スタッフのみんなで協力してお客様に貢献するためのプロジェクトを成し遂げる集合体」です。

すでに稼働しているプロジェクトを よりうまくいかせたり、より大きいことをするために新人や中途入社の人間を採用して育成をする。

プロジェクトに貢献する人材だからこそ、お金を出して育成をするんです。

なので、お金をもらいながら、自分のスキルアップが目的、というのは無理が出て余計にストレスがたまります。

他の会社でも通用するスキルを身に着けることが目的であるならば、

お客様や会社への貢献が本来の目的から外れた余計なことに感じてしまいます。

その会社固有のお客様や会社への貢献をしょうがなく、我慢してすることになってしまいます。

「お客様や会社への貢献はおまけではなく、それ自体が目的です。」

また、自分のスキルアップを目的にすると新人が自分で独自の基準を作る危険性が高まります。

自分の基準は自分のさじ加減でいくらでも、目的を変更したりできます。　楽な基準だと、踏ん張りが効きません。

会社への貢献が一番のスキルアップとなるのです。

「会社と学校は違う」ということです。

お客様に貢献することでお金をもらっているので、個人のスキルアップが目的ではないんです。

会社への貢献を目的にすればスキルは付いてきます。　むしろ会社への貢献を目的にしたほうがスキルアップは早くなります。

学校よりも早く成長します。

それはなぜか？

その道のプロになることを受け入れるからです。

プロとして求められる基準や厳しさを受け入れるからです。　プロとして求められる責任を果たすことを受け入れられます。

自分の成長だけを目的にしている人は、正直甘い人が多いです。

自分の成長のさじ加減なんて自分で決められます。

しんどければ基準を下げてみたり、やりたくないことはやらなかったり。そんなことをしていてはプロとしてサービスを提供することは出来ません。

自分を厳しく律することなんてほとんどの人は出来ません。

「水は低きに流れ、人は易きに流れる」　ですね！

結果、プロとして必要なスキルを身に付けられずに成長が遅くなります。

早く成長したければ、または今、なかなか成長できないと感じているなら、
お客様や会社への貢献という本来の目的を受け入れることです。

そうすることでプロとしての覚悟が持て、成長スピードが上がります。

せっかく会社に入ってプロとしての厳しい基準があるので、それに必死についていくだけです。

今までの人生で学生生活のほうが仕事をしている年数よりも長い人は、当然に今までの学生の時の考え方を持ち込んできやすくなります。

それは誰にでも起きることで、恥ずかしいことではありません。

でも社会人として成長を目指す場合、学校と会社の違いを理解して、考えを整理する必要があるかと思います。

考えが整理できれば、甘えがあったころよりもいろいろな考えが社会人に適応できるようになり、変なストレスが掛からない状態で過ごせるようになります。

その状態になるまで、少し時間がかかるかもしれませんが、踏ん張ってもらいたいと思います。

当社に入社したスタッフには包み隠さずなんでも教えますが、それはあくまでもお客様、会社に貢献してもらう為！

それを理解して、一生懸命働いてくれるスタッフには、富山でナンバー1の不動産営業マンになるまで、惜しみなく全てを与えます。

このブログを読んでこれから当社に入ろうとする方、既に働いている若いスタッフが今までの甘い考えを捨てさって、会社やお客様に貢献するには自分に何が欠けているか考えるきっかけになれば幸いです。