社長ブログ

なんかムカムカする・・・・

ジャニーズ事務所の性加害問題。

 

ジャニー喜多川氏のしたことは、絶対に許されない問題。

 

そしてそれを許す環境を作り上げた事務所の体制、事務所の上層部の方々も許しがたい。

 

私のような地方に住む芸能界にまったく関係のない人間の耳にも、30年以上前からジャニー喜多川氏の少年たちに対する性加害の噂は届いていました。

 

私よりもずっとジャニーズ事務所の情報に触れる機会の多いメディアの方々には、さらに信ぴょう性の高い情報が飛び交っていたことだと思います。

 

1988年にフォーリーブスだった北公次氏がジャニー氏から受けた性被害を赤裸々に綴った告白本が出ても、メディアは大きく取り上げませんでした。

 

2004年に最高裁がジャニー喜多川氏のセクハラを認定した時もメディアは沈黙。

 

SMAPを解散した3人がジャニーズ事務所を退所した後、テレビに出演させないよう、事務所側が圧力をかけていたのも有名な話!

この時は公正取引委員会がジャニーズ事務所に対して「警告」の一つ下の「注意」を発して警鐘を鳴らしました。

それでもメディアは沈黙。(NHKと在京民放キー5局は、事務所からの圧力はなかったと、ジャニーズ側に忖度して、圧力があったことを認めませんでした。)

 

全て、ジャニーズ事務所の報復(事務所のタレントを番組に出さないなどの報復措置)を恐れたのです。

 

こういうメディアの自社利益優先の態度がジャニー喜多川氏の性加害を助長させ、数百人とも言われる被害者を生み出しました。

 

あるジャーナリストの方がこんな記事を書いてます。

「田原俊彦、野村義男、近藤真彦の「たのきんトリオ」がブームになったのは1979年からである。私は、その頃、『週刊現代』編集部にいた。

1981年4月30日号の『現代』に、私が担当した「アイドル育成で評判の喜多川姉弟の異能」という特集記事を掲載した。異能というのは、ジャニー喜多川の性的嗜好を指している。『文春』が連載をやる18年も前のことである。

記事が出て、講談社の社内は大騒ぎになった。ジャニーズ事務所が「今後、講談社には、一切うちのタレントを出さない」と通告してきたのである。

しばらくして、私に一言もなく、会社は私の『婦人倶楽部』への異動を発表した。講談社は、私を『週刊現代』から外すことで、ジャニーズ側と手打ちをしたのである。

怒り、呆れ、辞めようと思ったが、私には勇気もカネもなかったから、思いとどまった。

ジャニーズ側は、私の件で、出版社を黙らせるにはこの手に限ると考えたのだと思う。講談社は社員を蔑ろにして、目の前の儲けを優先したのである。」

 

そんなメディアが、昨日の会見では、まるで何もなかったように新社長となってすべての泥を被る覚悟の「東山 紀之」さんを攻撃してました。

 

第三者ながらムカムカします。  メディアもジャニー喜多川氏という犯罪者の共犯なのにも関わらず、急に善人面。   「厚顔無恥」という言葉がぴったりきます。

 

ある記事の表現が今の私の心情にピッタリ来ます。

 

「ジャニーズ事務所と共犯関係にあったことが明らかな報道機関が、他人ごとのようにジャニーズ事務所を責めている状況なのが理解できない。

ジャニーズ事務所を叩いても再発は防止できないが、報道機関の姿勢を正すことでなら再発を防止できる。報道機関をこそ責めるべき事案だと思う」

 

全くその通りですね。

 

未だにジャニーズ事務所を責める映像ばかりで、今までのメディアの罪、メディアの誰が隠ぺいに手を貸したか?を報じるところは有りません。

こんな大問題にメディアは気づいていながらも、「なぜ報道してこなかったのか?」を検証をするべき・・・・

なんですけど、今のメディアには自浄作用は無さそうなので、芸能だけではなく、政治においても同じようなこと続くんだろうなぁと、悲しくなってしまうのでした。

 

こういうのを「報道しない事の”自由”」と呼ぶ人もいます。 透明性・公平性に欠けますね。

 

この件の賠償金額は100億以上になるとの報道もありますが、その一部をメディアも負担すべきです。

 

メディアで働いている人は、私が存じ上げている方は1人1人は一生懸命働いていて、立派な方ばかりなんだけど、組織になるとなぜこうなってしまうんだろう??

 

少なくとも私の目の届く範囲ではそのような事件が起きないように目を光らせたいと誓うのでした。

 

令和5年9月10日

 

ViVi不動産株式会社 矢郷修治