社長ブログ

ダメな不動産会社

先日、共同仲介をした不動産会社のお話し。

 

残金決済時に買主様から売主様が残代金を受け取る時に、売主様はその残代金の中から、売却にかかった費用を(解体費用や測量費用、仲介手数料)支払うことが良くあります。

 

当社は、売主側の仲介会社だったので、今回も、残代金の一部はかかった費用分を現金にしてもらって、残りを振込みにしてください!と、買主側仲介会社にその旨をお願いすると、「それは、できない!」の一点張り。

 

理由を聞くと、残代金は 「まとめて売主口座に振り込むものだ!」「そんなことしたことない!」との回答・・・・・

 

当社担当者が低姿勢でお願いして、問題が無いこと、一般的であることを説明して、やっと納得してもらって、買主さんにもお願いしてもらいましたが、

その担当者が言うには、「おたくの社長から、なんでこんなわかりにくいことをするか、会社の方針や考え方を聞かせてほしい」との要望が・・・・

 

なんか、納得いってないのでしょうね・・・・・

 

当社担当者から、その頑固な担当者では、話にならないとの説明だったので、社長同士で話したほうがいいと思って、社長さんに電話すると、社長さんはどうも解体が専門の会社らしく、不動産のことはちんぷんかんぷんの様子。 いきなりその担当者に電話が代わり、一言目が「あんた、まず、感謝の言葉からはじめるべきやろ・・・・・」だそうです。

 

きっと、売主様の残代金の支払い方法を、自分のしたことのない方法でしてあげたのだから、いっぱい感謝して欲しかったのでしょう。 普通のことなんですけどね・・・

威圧的な言動が続き、話にならないので、電話を早々に切らせて頂きました。  二度とこの担当者とは付き合いたくないなぁ・・・

 

あとで聞いたら、そこの会社の不動産部は、実際に営業しているのは、その人だけで、その上、その方は宅地建物取引士(国家資格)も持っていないとのこと。

 

不動産仲介専門の当社から言わせて頂くと、他業種の会社が、ついでだから不動産業もやっておこう!と、いう会社の不動産の営業活動、調査、契約書の内容は、かなり「雑」なことが多く知識が中途半端なことが多いです。

 

例えば、当社の場合は、古家がある土地の売却の場合、崩壊寸前で隣地に迷惑をかけそうな建物だったり、特殊な事情が無い限り、買主様が決まってからでないと、先に解体することはお勧めしていません。 なぜなら、売却時の軽減税制が使えなくなる可能性があることと、解体してから長期間売れなかった場合に、土地の固定資産税が高くなってしまうのと、解体費が売却経費に算入できなくなる可能性があるからです。

 

でも、解体屋系の不動産会社の場合、本当に欲しいのは「解体」の仕事なので、先に解体させてしまってそれから土地の売却をしている例が数多く見受けられます。

 

不動産屋さんは、よっぽど信頼できる会社でない限り、できれば三社(大手、その地域に強い不動産会社、売却専門の不動産会社などなど)ぐらいに声をかけるようにしていろいろな話を聞くべきだと私は思うのでした。

 

平成31年3月30日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治