低未利用土地等の譲渡にかかる長期譲渡所得の特例措置が令和4年12月31日で一旦終了します。
「低未利用土地等の譲渡にかかる長期譲渡所得の特例措置」が、令和4年12月31日で一旦終了します。
えっ？？？ 何のこと？？ って方は、こちらをご覧ください。
すっごく、すっごく、ざっくりと説明しますと、5年以上（今年相続した物件も被相続人の所有期間は通算できます！）の間遊ばせていた土地や空き家を、500万円以下で売却した場合は、かかる税金（所得税）の内から20万円を控除してあげますよ！って言う、とってもお得な期間限定の制度です！（適用要件有りますので詳しくは税務署でお聞きくださいね。 ちなみに、引渡しが来年でも今年中に契約してれば利用可能です。）
これが、あと数日（令和4年12月31日）で一旦終了します。
この制度についての利用状況が国道交通省から発表されていました。
低未利用土地の利活用促進に向けた長期譲渡所得 100 万円控除制度の利用状況について
このデータによると、全国で5150件の方が利用したとのこと。 都道府県の平均が約110件。 なのに、富山県においてはわずか30件程度・・・・（この制度に関しては金額が500万以下なので、大都市圏の不動産は、該当しにくいので、東京、大阪、神奈川などは意外と少ないのです。）
調べてみると当社で10件前後申請しているので、富山県の３０％以上は当社が申請してたってことになります・・・・・。
ん？？？？ それっておかしいですよね？？？？？
あれ？ 何がおかしいか分かりませんか？？
富山県の申請件数が少なすぎるんです。
（1位の北海道は351件、2位の茨城県325件、3位鹿児島県244件、4位静岡県239件、5位三重県224件もあるので、富山市の30件は、行政や不動産会社による売主様への周知が徹底されていないとしか考えられません。 宮崎県の都城市は、都城市だけで94件も申請しています。 さすが宮崎牛の産地、美味しい肉食べてるだけあって、素晴らしすぎる！）
もしかしたら、富山の成約件数が少ないだけかもしれないので、念のため私の方で調べました。 結果が下記の通りです。
中部レインズの富山県の成約事例データによると、
令和2年7月～令和3年12月の500万円以下の土地の成約件数は150件、戸建は144件ありました。 合計すると294件も成約しているのです。
そ、それなんに・・・（びっくりして富山弁になっちゃいました(笑)） それなのに、294件中30件前後しかこの特例制度が申請されていないのです。
当社のお手伝いした案件で言うと、500万円以下で売却した不動産の４０％程度がこのお得な制度の対象物件でした。 つまり富山県では少なくとも、110～120件ぐらいの申請がないと数字的におかしいのです。
富山県内で不動産を売却した８０～９０件の売主様が、支払わなくても良い20万円の税金を知らず知らずに支払っていることになります。
可哀そうに・・・・（20万円あれば、吉野家の牛丼が1年間毎日食べられます！(笑)）
いまなら、まだ遅くありません。
この制度を使うには、その土地の市役所の担当部署（富山市の場合は市役所6階の都市計画課都市計画係さんです。 必要書類はコチラ！）で「低未利用地確認書」なるものを発行してもらう必要があります。
今年、500万円以下で不動産を売却した人は自分が該当するかどうか調べて見る価値はあると思いますよ～～～！
（この制度は新しい制度なので、知らない不動産会社もいたり、教えてくれなかったりするんですよねぇ・・・・）
税金に関してはあくまでも自己責任！ 頑張って自分で調べてみましょう！
（当社で仲介したお客様に関しては、全部説明して、当社で市役所に申請して低未利用土地確認書を市役所から発行してもらうところまでお手伝いしておりますので大丈夫です。）
この文章の6行目に、「一旦終了」と書いているのは、きっと来年も継続する可能性が高いから「一旦終了」としました。
（きっと金額も500万円ではなく、800万円前後になるのでは？？？ ５００～８００万円位の不動産を所有している方は、来年に売るのがお得っ！ってことです。）
今年はブログをこれで終了させて頂きます。（予定） 今年も最後までお付き合いありがとうございました。
PS お正月にみなさんにお配りした年末ジャンボ宝くじをチェックする予定です！（実は、全部番号控えてるんです(笑)）
誰か一人でも高額当選しないかとワクワクしております。 当選者がいたら来年のブログで発表いたします。
来年もViVi不動産株式会社をよろしくお願いいたします。
令和４年１２月２７日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治
