社長ブログ

不動産仲介業で独立

最近、知人や友人から不動産仲介業で独立したいんだけど・・・とか、不動産部門作りたいんだけど・・・・、どうすればいい?? と聞かれることが続きました。

 

不動産仲介業って魅力的に映るのかもしれませんね(笑)

 

そんなみなさんのために、不動産仲介業で独立するポイントを私ながらに説明したいと思います。

不動産仲介業は、ほかの業種と比べて比較的独立・開業しやすいといわれています。しかし、独立開業しても経営状況が厳しくなり、短期間で廃業してしまうケースも珍しくありません。

不動産会社で培った経験を生かして独立開業を検討している方は、成功するためのポイントだけでなく、経営が長続きしない理由についても知っておくことが重要です。

この記事では、不動産仲介業を独立開業しても経営が長続きしない理由や成功するためのポイントについて解説します。

不動産仲介業の独立開業について

 

不動産仲介業の経験さえあれば、実は独立するのは難しくありません。 自己資金も700万円程度あれば可能です。(行政が独立するにあたって低利の融資を用意してくれているので自己資金は2~300万円あれば独立できます。) 独立するだけだったら、ハードルはそんなに高くないのです。

 

不動産仲介業の場合、すでに流通しているアパートの賃貸や住宅の売買物件の仲介を行うため、在庫として不動産を仕入れる必要がありません。

初期投資がかからないというメリットがあります。

 

賃貸仲介の場合は1件当たりの仲介手数料はそんなに高くありませんが、売買仲介の場合は、一契約あたりの取引金額が富山市の場合平均で約100万円程度ですので

数十万円から高額になりやすいことも理由の一つです。取引金額が高額になれば、得られる仲介手数料の額も大きくなるため、一つの契約でドカンと大きな収入を得やすいのが特徴です。

 

しかし、ここで大きな問題が有ります。

仲介手数料は成功報酬となるため、成約しない限り収入は有りません。 成約するまでは、チラシを作って広告したり、インターネットの不動産サイトに掲載したり、看板を現地に立てたりと広告費用は全部自分持ち。  売主様が途中で売ることを止めてしまった場合は、それまでの広告費用は全て無駄になります。

 

そして売買仲介の売り上げには波が有ります。 売れる月も有れば、1件も売れない月も有ります。 売り上げが無い月が続くと、事務所の賃料、光熱費、ガソリン代、動産ポータルサイトへの掲載広告費、通信費、コピー機のリース代、事務員さんの人件費、宅建協会への年会費などの固定費は容赦なく出ていくのでどんどんお金が減っていきます。 開業して、数か月間契約が0だと倒産ってことにもなりかねません。

 

私を含めて、私の周りでも独立した人間がたくさんいますが、その全員が口にするのが「集客がこんなに難しいものだと思わなかった!」ということです。

 

不動産会社に勤めていたときは、目に見えないところで会社が集客に費用をかけていたり、会社の知名度や人気によって集客が十分にできているのですが、

独立開業後はその会社のブランド力を使用することはできません。

独立したばかりでは、会社として、知名度も信頼もありません。 集客のための広告費用もそんなにかけることは出来ません。

 

不動産仲介業で失敗する原因は、「独立開業後に売主様や買主様を集客をすることが出来ない!」 これに尽きます。 この理由のせいで、経営が軌道に乗るまでの間に

必要な運転資金を用意しておらず、安定した収益を得られないことで、赤字が続き、開業して早いうちに事業継続ができなくなってしまうパターンが多いのです。

 

不動産仲介業は、始めやすい反面、長続きさせるのが難しい業種なんだと思います。  当社の場合も安定して集客が出来るまでに、およそ3年ぐらいの時間がかかったと思います。

 

独立開業を継続させるためのポイント

不動産仲介業の独立開業で経営を長続きさせるためには、何と言っても

「安定した集客の取組み」や、「余裕を持った運転資金の確保」が必要なのです。

 

そして事業を成功させるには下記のポイントが必要になります。

①競合他社とは違う自社のオリジナリティ 「差別化」戦略

競合他社との差別化は必須です。 前述のように「在庫として不動産を仕入れる必要がない」のはメリットである反面、売主様から仲介する物件をお預かりする必要があります。

売主様は、自分にとってためになる不動産会社を選びたいので、ネームバリューのある地元の老舗企業と比較されやすく、集客は困難を究めます。

 

そのような競合他社がひしめく中で自社を選んでもらうには、他社にはない自社だけの強みを確保しておかなければなりません。

ターゲットとする顧客層と取扱い物件を絞ってから、広告・Webサイトを活用して、自社の強み・サービスの魅力を訴求することがポイントです。

②人脈を増やしておいてそれを生かす

独立開業にあたって、以前働いていた不動産会社はもちろん、お取引先、商工会議所やボランティア団体などの仲間との人脈やつながりを強固にしておくことが重要です。

いつも顔を見せておくことで何かあった時に「そういえば!」と思い出していち早く連絡をもらえるようにしておくことが大切!

③エリアかターゲットを絞る

広範囲に網を拡げても移動時間もかかるし、一つ一つの仕事が雑になりがち。  開業当初は、エリアを絞って得意エリアを作るのが得策です。(狭い範囲で仕事するのはとっても怖いですけどね(笑))

エリアを絞ることが難しいのであれば、ターゲットを絞るべきです。 例えば、物件ならば「中古マンション」「相続をしたばかりの空き家」、人ならば「住宅ローン返済に困っている売主」「介護施設に入りたい高齢者」などなど

不動産業は幅広い知識が必要です。それをすべて習得するのには気が遠くなるほどの時間がかかります。 ターゲットを絞ればそこに必要な知識だけを完璧にすれば大手や老舗不動産会社にも対抗できます。 極端な話をすると「〇〇〇不動産仲介専門店」などとターゲットを絞ったことを看板に堂々と掲出してしまうなんてのもいい手法です。

 

開業すると決めたのなら、事業が軌道に乗るまでには半年から1年程の時間を要すると思います。

予め1年間の必要な支出を事前に計算して、売り上げが無い状態でも支払えるように運転資金を貯蓄しておくことが重要ですね。

 

開業は300万円あれば融資で後は賄えるのですが、1年間の運転資金も考えると貯金はそれとは別に300~500万円以上は持っておくといいかも・・・・

 

私が知る限り、成功している方は、みなさん人脈の質、そして量がすごいです。

開業したい方は、仕事のレベルを上げることはもちろんですが、それと同時に「人脈作り」頑張ってくださいね。

 

富山市で開業する場合は、強力なライバルとして当社がおります!(笑)  是非、当社が恐れおののきながらも感心するような差別化サービス考えてください!

正々堂々戦えることを楽しみにしております。

 

令和4年12月16日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治

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