社長ブログ

不動産業界にとっては大打撃だけどお客様のためには正直に伝えるべき内容

不動産業界にとっては大打撃だけど、お客様が痛い目に遭わないためには正直に伝えるべき内容があります。

 

この内容に関しては富山市に限ってしか当社は調べておりませんので、市外や県外の不動産事情はご自身で調べてください。

 

銀行がスタンスや考え方を180度変更しました。

 

何に関してかと言いますと、不動産を購入した方が、転勤になった場合の、今まで住んでいた購入住宅の取り扱いについて!!

 

えっ! えっ! それの何が大変なの?? それだけじゃ、わからない! という方が多いと思います。

 

今までは、例えば、Aさんが購入した住宅に住宅ローンを利用して居住していて、突然会社から転勤を命じられて、家族で転勤先に引っ越したときには、転勤している時だけは

購入した住宅を賃貸に出すことに銀行さんは協力的でした。  賃貸にしたことによって、毎月入ってくる賃料を住宅ローンの支払いに充てて、引っ越し先の家賃は自分で支払うという形です。

 

そりゃ、そうですよね! 転勤した方は、転勤先の家賃に加えて、いままで住んでいた家の住宅ローンの支払いがあってダブルに支払いになってしまうのですから!

(転勤手当てが出るって言ってもそれでは足りるはずがありません。)

 

それが、最近では一切賃貸に出すことが認められなくなりました。(例外はあるそうですが、通常の場合はほとんど認められません・・・)

 

その理由は、数年前に世間を騒がせた、あのスルガ銀行 不正融資事件 知らないって方はこちらご覧ください!

 

この事件によって、銀行は不動産融資に対して引き締めるようになり、住宅ローンを悪用して賃貸に出している悪い人を締め出すために、善良な転勤者の方にまで引き締めを敢行してしまったのです。(銀行からしたら、スルガ銀行の担当者がノルマを達成するために、平気で銀行を欺いたのを見て、自行の銀行担当者を信じられなくなったのだと思います・・・)

 

これって大変なことですよね・・・・・・・

 

転勤になって、家族で引っ越しするとなったら、次の選択肢しかなくなりました。

1 空き家のままにしておく。(前記で申し上げたようにダブルの支払いになります)

2 単身赴任にして転勤する方だけ引っ越して家族は残る。(単身の部屋なのでワンルームで充分! しかし、転勤手当内に家賃を抑えないと今までよりも支出が増えます。)

3 今借りている住宅ローンを全額返済して賃貸に出す。(貯金が一気になくなります! というかそんなに持ってない人が多いので無理な話です。)

4 損をする可能性が高くても売却する

 

購入してから、15年以上経過していれば住宅ローンもだいぶん減っているかもしれませんが、今のように35年ローン、40年ローンでは10年以内だとそんなに残債は減っていません。 中古で購入した不動産ならともかく、新築で購入した不動産の売却する時の目減り額は結構大きい!! 残債以下でしか売れないこともしばしば!! そうなると手出しをして残債を減らさなければなりません。

 

う~~~~ん そこまでのリスクを負わせてまで、不動産を購入してもらってもいいものでしょうか???

 

今後はそのリスクも含めて、購入を検討するお客様には説明をしなければいけなくなりました。

 

当社は、担当者が万一説明を忘れてしまったとしてもいいように、重要事項説明書にその内容を記載することにいたします。

売れ行き下がるかもしれませんが、お客様には絶対に知っておかないといけない、これこそ「重要事項」ですものね。

 

悪いことした人たちのせいで、まじめに生きている人たちにしわ寄せがくるのはいつもの事ですが、納得いかないですよね・・・・

 

 

ん??  ちょっと待ってくださいよ。 ポジティブに考えるならば、将来不動産を購入して、家族とずっと一緒に暮らしたい!と思っている人は、転勤のある大企業ではなく

転勤のない地元の企業を選ぶべき!ってことになります。

 

いままで、新卒のみなさんには、「支店のある安定した銀行さんに行きます!」「支店のある不動産会社に行きます」と断られてきましたが、

当社は将来的にも、転勤が有っても富山か石川!  購入した家から充分通えます。

 

大企業より地方企業に入社のメリットがちょっぴり増えたかも??

 

令和4年12月15日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治

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