マスコミの数値に踊らされないようにするには、分母や比較が大事!
マスコミに勤めている友人もいるし、お客様もいます。 その人個人は大好きだし、尊敬しているけど、
マスコミの報道の仕方は好きではありません。
就職率が下がった! 食糧危機がやって来る! コロナで死亡者が出た! と、いたずらに恐怖を煽ります。
マスコミの方々も、他局よりも刺激的な見出しで、視聴者を煽らないと、視聴率が取れないから、そうするんだろうなぁ・・・というのはわかりますが、
ニュースをそのまま信じてしまう視聴者が踊らされて、食料を買いだめしたり、逆に消費を異常に控えたり、外出を自粛したりするのを見てると情けなくなります。
例えば大学生の就職率ですが、
「大学生の就職率が悪くなった!」というニュースが流されることがありますがこれも煽っています。 就職率だけを見ればそうですが、就職人数はそんなに変わっていません。 大学生の数が増えているから当然ことなのです。(199年代に213万人だった大学生が、2020年には292万人と79万人も増えているのです。 大学に誰でも入れる時代なんですから出来の悪い学生も増えます。 そりゃ、就職率も悪くなりますよね!(笑))
食糧危機に関しても、数十年前から日本の食料自給率が低い!いつか食糧危機が起きる!とマスコミの方々は煽り続けていますが、今までに一度でも食料危機に陥ったことありますか??
ありませんよね!(笑)
もちろん、100%国内で生産できれば良いのでしょうが、安い方が消費者にとっては良いので、外国のものを仕入れているのです。
日本が狭いからと言って、別に耕作地が不足しているわけではありません。 富山にも、放置された休耕田や耕作放棄の畑はいっぱいあります。
「食糧危機が来るかも?」と思わせておいた方が、農業に対して過剰な補助金を出し続けられる(そうすると、農業に従事する方々からの得票が見込めることになります。)から政治家の方々もマスコミの煽りをそのまま続けさせています。
コロナだって、マスコミが煽れば煽るほど、政治家はしめたものだと、(投票率の高い)高齢者を優先する政策を打ち出して高齢者びいきをする。
全てのニュースがいい加減なものだとは言いませんが、私はいたずらに国民を煽るマスコミのニュースは、鵜呑みにしないようにしています。
例えば、「今日は、コロナで100人にお亡くなりになりました。」といったニュースがあったとします。
これをそのまま捉えれば、「コロナで100人も亡くなってしまったんだ! えらいこっちゃ! コロナ怖い! 他の病気や交通事故よりコロナ怖い! 外出したくない! 仕事したくない!」となりますが、ちょっと待ってください。
今までも、インフルエンザや他の病気、交通事故でも人間は亡くなっています。
2021年は日本国内で死亡した方の数は145万2289人でした!(厚生労働省のデータより引用)
2020年よりこの2年半の間にコロナウィルスが原因で亡くなったとされる人数は、今年の11月20日時点で 48281人!(厚生労働省データより)
1年あたりで換算すると、およそ1万9千人ほど。 そして、そのほとんどが高齢者。
全体の死亡者数のわずか1.3%の方しかコロナで亡くなっていないのです。 マスコミはそれをことさら恐ろしい病気のように喧伝し、あたかもコロナでばかりたくさんの人が亡くなっている様に宣伝しています。 頭のいいお医者さんのなかでさえ「コロナ患者のために、がんや他の病気の人は後回しにします!」なんておかしなことを言いだす始末。
(ちなみにコロナによる死亡者の8割以上が働いていない80代以上の高齢者。(70代以上だと9割超えます。) その方々にさえおとなしくしていてもらえば、働き盛り世代は普通に生活したって問題ないのです。)
マスコミに踊らされない方法は一つ!
自分で調べてみることです。
特にニュースの中に数値が出てきたときは、その数値を分子と捉えて、分母はいくつなのか?? 他と比べて割合はどうなのか?
これらを調べることで、マスコミが必要以上に我々を煽っているのか、本当に心配しなければいけないことなのか?が、良くわかります。
不動産や建設関連で言うと、今後は新築着工戸数が減るから建設業界はもうダメだ!なんてニュースがありますが、これも煽ってます。
着工戸数は減るけれど、それと同じぐらい人口減で、建設会社の数も建設会社への就労人数もそれ以上に減っているのですから着工減になっても、営業マン一人当たりの請け負う着工戸数は考えているほど減らないのです。
そんな風にニュースを見てると、社会の見方や自分の行動も変わる!ってお話でした。
令和4年11月20日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治