やらないで後悔するより、やって後悔しろ!
自分にいつも言い聞かせている言葉が私にはいくつもあります!
それらの中のひとつがこれ!
「やらないで後悔するより、やって後悔しろ!」
私は、新しい事業を始めるかどうか悩んだときに、この言葉を思い出して一歩を踏み出すようにしています。
もちろん、踏み出して失敗することもありますが、「成功は失敗の中にしかないのです」から、その失敗も将来の成功のための礎になるのです!!!!
な~~~~んて、かっこの良いこと言ってますが、先日残念なことがあったので、この言葉を思い出しました。
毎年7月というのは、我々不動産業界で働くには、「ぜ~~~~~~ったいに(絶対に)」必須の国家資格「宅地建物取引士」の試験(今年は10月16日試験予定)の申し込みが始まる月です。
そんな7月に当社の営業マンの求人に応募してきた方がいらっしゃいました。
その方の話を聞くと、「いろいろ仕事をしてきたが、小さい仕事では物足りず不動産のような大きなものを扱う仕事をしてバリバリ稼ぎたいとのこと。
いろいろな業種を調べたが自分には不動産の仕事がぴったりでこの仕事を一生の仕事にしたい!」と熱意のある感じでアピールしてきます。
「宅建資格は持っているの?」と私が聞くと、「来年受験します!」とさらっと答えます。
私は少しがっくりしましたが、その応募者さんに
「今年の宅建の申し込みの締め切りまであと1週間あるから、絶対に申し込んでおいた方がいいよ! もしも今年受からなくても今年した勉強は仕事の役に立つし、受験会場の雰囲気や試験の流れもわかるから、メリットしかないし、もしダメでも来年に必ず活かせるよ! 当社の他にも不動産会社受けるんだったら、宅建に申し込んだことは、”今年受験します!そのために今勉強していますっ!” という不動産業に熱い想いを持っているという、アピールになって、印象がいいと思うよ! この面接が終わったらすぐに申し込むんだよ!」と、私が熱くアドバイスしてしまいました。
正直、この応募者の方に関しては、お話ししていることは、とても熱いことを言っていて、表面上はやる気があるように見受けられました。
・・・・・が、中身がその通りなのかどうかが判断できませんでした。
そして私が下した決断は、
7月29日の「宅建の申し込み締め切りの日」に電話してみて、私のアドバイス通りに「宅建試験」を申し込んでいたら「やる気アリ!」の人材として採用しようと決めました。
そしてその結果は・・・・・・・・
「今回は申し込まなかったとのこと。」でした。 理由は、友達に「たった3か月では宅建試験には絶対に受からないから!」と言われたからだそうです。
自分が面接を受けて採用されたいと思っていて、不動産のプロであり、将来上司になるかもしれない私の言葉よりも、
(きっと不動産の事なんてほとんど知らない)友達の言葉を優先してしまいました・・・・・ そして当社に対して「受験しない理由」を友達という外部環境のせいにしました!いわゆる「他責」ですね! 私は、ネガティブなことが起きたときに他責にする人間は成長しにくいと考えています。
残念、この応募者の方はこのブログを読まない限り気づくことはないのでしょうが、この「宅建を申し込まない」=「努力することを放棄する」 そして、それを「他責にする」という選択で、不採用が決定しました。
富山市で一番不動産の勉強になる(と、私は信じています(笑))当社で働くことが出来て、一流の不動産営業に育ててもらえたかもしれない選択肢を捨ててしまったのです。
宅建は合格することがもちろん一番大事なのですが、「宅建」の勉強を通して
「不動産業の仕事に必要な知識を得ることもとっても重要」なのです! この方は当社に、その努力をしない宣言をしてしまったのです。
「最後まで希望を捨てちゃいかん! あきらめたらそこで試合終了だよ」と、安西先生も言っています! (安西先生って誰?なんて質問は受け付けておりません。)
私の周りには不動産の「ふ」の字も知らなかった人間が、あきらめずに勉強し、3か月で宅建に合格した実際の実例を何人も知っています。
☆宅建は国家資格の中では、受かりやすい資格の一つと言われていますからね。(笑)
不動産業で働きたい人間が、「宅建」を申し込まないメリットが私にはわかりません。
宅建に「申し込むデメリット」を考えてみました。
#勉強するための参考書とかにお金がかかる!
受験するための参考書と問題集は、当社に入社した場合は全部無料で進呈します。
#勉強する時間がない!
受験まで約2000時間もあります。 どこの不動産会社で働いたとしても、最初のうちはお客さんの対応もさせてもらえないので、勉強時間はたっぷりあります。
仕事が忙しくなった状態で、来年受験するよりも合格する可能性高しです。
#受験料に8200円かかる
合格すれば当社の場合は支払ってあげていますし、申し込んでいれば採用していたので、受験料以上のお給料がもらえていました!
今年受からなかったとしても、来年受験できなくなるペナルティーなんてありません。 「宅建」は受かるまで何回だって受けられます。
受験して残念ながら受からなかったとしても、どれだけ自分自身が不動産業の事をわかっていないかが、テストの点数で数値化してもらえるので、
不動産業で働くと決めたのなら、受験まで時間が無くたって絶対に受けるべき試験です。
やっぱり、宅建を申し込むデメリットはないですね・・・
この方とはもう会うことはないかもしれませんが、一歩を踏み出してくれなかった事、一緒に働けなかった事が本当に残念だなぁと思います。
この方に限らず自分で自分の運を逃してしまっている若い方を数多く見てきました。
成功できないのは周囲の環境のせいや、政治のせいでも、親のせいでも、もちろん友達のせいでもありません。 全部原因は自分の中にあります。
「何事も前向きになって、とりあえず一歩進んでみること!」そして「その道の専門家の言葉は重く受け止めること」「友達の言葉は参考程度にして、自分で考えて最良の道を選ぶこと!」ですね。
とりあえず不動産業を志していて、今は宅建を持っていない人は、
「宅建受験しないで後悔するより、受験して後悔してください!」 その方がいろいろ得られるものが有ります。
残念ながら今年の申し込みは昨日で終了しました。来年も7月初めに申し込み始まりますのでその時は忘れずに!
令和4年7月30日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治