権利証(登記識別情報通知)より契約書の方が大事!だと私は思います。
私が不動産を購入していただく方に、必ずお声がけする言葉が有ります。
それは・・・・
「権利証(登記識別情報通知)より契約書の方が大事です!絶対に捨てないで保管しておいてください!」ということ。
この言葉が大事だった!とわかるのは、数年後、数十年後のその不動産を売却する時!
不動産を売却して利益が出ると、国は譲渡所得税、譲渡住民税という税金をがっぽり徴収します。 長期(5年以上所有)で20.315% 短期(5年未満所有)で39.63%の税率です。
いろいろなものを省いて説明しますと、2000万円で購入した土地を、3000万円で売却した時、利益は1000万円です。
利益が出た場合は、それに対して先ほどの税率に応じて税金を払うのですが、この時に2000万円で土地を購入したことがわかる書類(つまり売買契約書)が必要になるのです。
契約書や領収書など購入した価格がわかる証拠が無いと、原則は取得費は売却価格の5%(今回だと150万円)しか認められません。
長期譲渡の場合だと契約書があると税金は203万1500円で済みますが、契約書が無いと578万9775円と375万8275円も差が出てしまうことになるのです。
契約書が、権利書(登記識別情報通知)よりとっても大事ってことがわかりましたね!
本日も、数十年前にご両親が購入した土地を売るお客様とお話ししておりましたが、権利書はあるけど契約書が見当たらず困ったことに・・・・
う~~~んこればっかりは当社では何ともしてあげられません・・・・ すいません。
以前に、その土地を購入した売買契約書、どこにしまってあるか覚えてますか???? 紛失したり捨ててしまう前に探して保管しておきましょうね!!!!
令和4年5月21日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治