社長ブログ

納得いかない相続税

現在相続人の方のお手伝いをしていますが、納得がいかない相続税の事例が有りました。

 

どんな事例かというと、被相続人の方が亡くなる前に第三者(「Aさん」とします)に貸し付けたお金があったとして、そのAさんが日そ族人の方が亡くなってすぐに自己破産して

貸していたお金を取り戻すことが出来なくなったにもかかわらず、税務上は債権(貸し付けたお金を返してもらう権利)が残っているので相続財産に該当しそれに対して相続税を支払え!というのです。(ちなみに、被相続人の方が亡くなる前に自己破産していれば相続財産からは外されるのです。数か月の差で大きな違い!)

 

返してもらうことが不可能なお金にもかかわらず、それに対して税金支払え!って無茶苦茶ですよね。 それが嫌なら相続放棄するしかないのです・・・・

 

税務署に相談すると、納得がいかないならその分を相続財産に含めないで申告してください。  こちらで、1~2年後に調査に入ってそれがおかしいということになれば、延滞税や加算税を加えて請求することになりますので! だそうです。

 

返ってこないお金に税金をかけるのはおかしな話だから事前に相談しているのになぁ・・・・  即答しなくても、税務署内で詳細を調べて検討してくれてもいいのに・・・・

 

相続人の方は争う気が無いそうなので、渋々支払うと言っていますが、個人的には納得いかないなぁ・・・・・

 

相続税が、「富の再分配」のためにあるというのはわかりますし、その趣旨にも大賛成!

 

でも、すでにないものに対して税金をかけるのはおかしい! 全国の事例では同じような事例で相続人の方の主張が認められた事例があるそうですが、

税務署と戦うなんてよっぽど強気で、時間が有って、しがらみがない方しかできない行為!

 

出来れば、相続税申告に関しての事前審査制度みたいなのが有って、公正に判断してくれて税務署にも指導してくれる強制力のある第三者機関みたいなのがあるといいですけどね。

 

令和4年5月12日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治

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