自己利益だけのためにまだ囲い込みしてる・・・・
不動産サイトに本日掲載されたばかりの中古マンションが売り出されていたので、ある富山市では老舗の大きな不動産会社
「出たばっかりだから、また紹介してくれないのかな??」と思いつつ
「本日売り出されていた〇〇〇マンションの5階のお部屋お客様にご紹介したいのですがまだ大丈夫ですか??」とお聞きすると、
「あ~! あれはもう申し込みが入ってます!」と、いつもの返答。
その後、自分の携帯から個人のお客様のふりをして「不動産サイトで見たのですが、〇〇〇マンションの5階のお部屋まだありますか?」と連絡すると、
「そちら、まだ売り出したばかりで、有ります! いつでもご案内可能です!」だそうです・・・・
業界用語で言うところの「囲い込み」です。
囲い込みの弊害は、当社のような不動産会社に登録しているお客様に物件の情報が行き渡らず、売れるはずのお部屋が、その不動産会社のせいでなかなか売れなくなってしまうというところにあります。
今回は、マンションを探している当社のお客様も、囲い込みをされている売主様も可哀そうなので、当社のお客様に、「〇〇〇マンションの5階 ×××不動産から出てます! でも、当社には紹介したくないみたいなので直接お電話してみてください!」とご紹介しましたが、当社のお客様は、「自社の利益のためにそんな情報操作をしている不動産会社なんて信じられない! 私も騙されるかもしれないので、その物件はあきらめます。 正直な不動産会社さんにお手伝いして欲しいのでViViさんまた探してください!」と、なんともありがたいお言葉で、そのお部屋を見るのはあきらめてくださいました。
知らない所で損をしているのは、その×××不動産に売却を依頼した売主様ただ一人。
倫理観のない、×××不動産が「囲い込み」をする理由はただひとつ!
他の不動産会社と共同して売買を成立させたくないから!
自社だけで売買を成立させれば、売主様からも買主様からも仲介手数料が頂けるので、1件の取引で二倍儲かりたいのです。
だから、売主さんの物件が早く、好条件で売れようがどうかなんて、全く気にしていません。
「自社に直接連絡があった買主(で、仲介手数料を自社に払う)かどうか?」だけなのです。
他社で売り出した金額そのままで購入したいというお客様がいても、自社で100万円値引きしてくれたら購入するというお客様がいれば、(売主様には他社のお客様がいることを伝えずに、)自社のお客様を優先して契約するように進めてしまうのです。
「令和の世の中になって、そんなことする悪徳不動産会社がいるはずないじゃない!!」と言う方もおられるかもしれませんが、
残念ながら富山市においても本日その事案が1件確認されてしまいましたし、この×××不動産の営業スタッフの何人かは、「囲い込み常習犯」で業界では有名です。
大事な不動産を売却する予定の売主様が、できる防衛策は、
★ 「相談は1社だけに特定しないこと!」 (他社にも相談していることがわかれば、売り出したときに囲い込みはしにくくなります。)
★「囲い込みをしないことを担当者に約束させて、不動産会社のふりをして確認の電話を入れることをほのめかしておくこと!」(囲い込みという言葉を出すだけで、その担当者は不動産の知識に精通していると判断して、悪さを働こうと考えていてもしにくくなります。)
ぐらいとなります!
本当に残念なことですが、不動産業界にはまだまだ自己利益を追求して、表はニコニコ笑顔でも、裏では、お客様に損をさせても平気な人間も存在するのです・・・・・
当社が、富山市において中古マンション売買仲介取引件数№1 な理由は、
「お客様の利益を優先し、そんな汚い手を絶対に使わない!」という強い信念があることをご理解いただける売主様が
多く存在していることも一因なのかもしれませんね!
令和4年2月20日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治