南砺市立福光美術館
感染力の強いオミクロン株が流行している状況では県外に遊びに行くのはさすがに憚られます。
でも、家でじっとしているのも気持ち悪い・・・・
ってことで、県内で、混んでいなさそうなところに行ってみようと、福光美術館に行って来ました。(混んでなさそうなところってことで、福光美術館さんを選んでしまって、大変失礼なお話で申し訳ありません・・・)
この美術館、昔から機会が有ればず~~~~~っと訪れたかったのですが、近いのでいつでも行けるだろうと、なかなか行けなかったスポットのひとつでした。
なぜ訪れたかったかというと、ここにはあの「セカイの」棟方志功さんの作品がたくさん展示されているのです。
棟方志功さんは富山にゆかりのある方と言うことで、不動産会社という仕事がら、お客様の家に伺うことが多いのですが、結構な確率で壁に飾られていますので、それらを目にしている内に、気づいたら棟方志功さんの版画のファンになっていました。
行ってみると、お客様は私たち以外には、一組だけ。 のんびりと干渉することが出来ました。
館内には、版画家の棟方志功さんと、福光出身の画家 石崎光瑤さんの作品が飾られており、迫力のある作品ばかりで圧倒されました。
近くに、棟方志功さんが戦時中富山に疎開していた時の住居(愛染苑)が残っているというのでそこも見に行かせて頂きました。
ここも観覧者は私達だけ! ガイドの方が一定の距離を保ちながら室内で丁寧に説明してくださいました。
棟方志功さんのことはテレビドラマでも見たことが有ったので、とっても自由な方(インスピレーションを感じると、借りている親戚の家の襖だろうとなんだろうと思いつくままに書いていたそうです。)だとは知っていましたが、住居を見て納得しました。
トイレの壁一面に観音様の絵が描いてあり、さらに天井にまで所狭しと描いてあります。 私の感想は、「棟方志功さんの奥さん、これ許しちゃうんだぁ・・・・優しい。」です。(写真は天井の絵です)
棟方志功さんのお子さんはここでトイレするのはイヤだ!と言っていた逸話があるそうです。 壁や天井の観音様に見つめられながらトイレするのは確かに嫌だったでしょうね(笑)
個人的にはとってもおすすめのスポットです。
棟方志功さん関連のスポットは実はもうひとつ有ったのですが、自宅に戻ってから気づきました。
実は、南砺市にある光徳寺も棟方志功さんゆかりの場所だそうで、いくつもの作品が展示されているそうです。 見に行くときはこの三つをセットで見に行かれることをお勧めします。
コロナとは無縁の眼福の1日を過ごさせて頂きました!
令和4年2月5日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治