社長ブログ

立つ鳥跡を濁さず

「立つ鳥跡を濁さず」という言葉があります。

今更ですが、意味は、「去っていくは、が見苦しくないように始末してから出立しなくてはならないというたとえ。また、引き際がいさぎよく、さわやかなたとえ。」

ですね!

 

意外とこれが出来ていない人が多いですよね。  当社を退職した人で、跡を濁さずに辞めれた人は何人いるだろう????(笑)

 

以前の話になりますが、ある不動産会社(以後、A社さんとします。)から独立しようという社員さんが、当社の扱っている不動産を案内した時に、「今から案内するんですが、この物件をお客様がもしも気に入って申し込みしたいと言ってきたら、新しく独立する会社で仲介してもいいですか??」と聞いてきました。

 

私の答えは「NO!」

 

案内した時点では、その社員さんは、まだA社さんの社員なんだし、その会社の情報でそのお客さんは来られています。

それを新しい自分の会社で仲介しようとするのは、(例えお客さんがそれでもいいよ!と言ったとしても、)A社さんに対する裏切り行為なので絶対にしてはいけないこと!

 

どんないきさつがあって独立するのかはわかりませんが、その時点においては、A社からお給料をもらい、A社に在籍しながらいろいろなことを教えてきてもらったはず!

(自分一人で成長したと考えてるとしたら大間違いです。) 最後のご奉公と思って潔くその会社の社員として申し込みを受けるよう勧めました。

 

その会社を裏切ってまで、自分の利益を優先してしまうのは、短期的にはプラスかもしれませんが、長期的には大きなマイナス!になります。

なぜなら、自分の格を下げてしまう行為だからです。 その行為をしてしまうと、他の事案に関しても自分の利益でしか物事を測れなくなり、

それを見た人たちが少しづつ離れていってしまいます。

 

同じ経営者になる仲間だからこそ、その「潔さ」は持ってほしいなぁと思い、独立当初の苦しさは痛いほどわかりつつも、「NO」を出させて頂きました。

 

この社員さんはいい経営者になる素質を持っているから頑張って欲しいんですよねぇ。 今後も見守りながら時には助けていきたいと思います。

 

令和3年6月17日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治

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