社長ブログ

お墓の移動

先日、現在売り出している某町の新築戸建てに隣接している墓地にある墓石の移動を営業スタッフでしてきました。

 

なぜ墓石の移動をしたかというと、境界近くにある墓石が、戸建て側に倒れて外壁を痛めてしまう可能性があったからです。  こんなことも私たち不動産屋の仕事なんですね(笑)

 

今回移動させて頂く墓石は「無縁墓」なんだそうです。 「無縁墓(むえんぼ)」って言葉、私は初めて聞きました!  

無縁仏という言葉はよく聞くけれど、無縁墓って言う言葉もあるのですね!

 

無縁墓とは、「後を継ぐ継承者や縁故者がいない」お墓のことを言います。 このような状態ですと、墓地の管理費も滞納しているケースが多く、いずれは撤去される運命になります。

 

今回の墓地の場合、無縁墓の墓石を1mぐらいの高さの献灯台の上に、一か所に集めてあったのですが、それがグラグラしてて、強風が吹いたら、いまにも戸建て側に倒れそうになっていたので、我々が出動してレスキューすることになったのです。

 

お寺のご住職さんは、とてもお話の分かる方で、無縁墓、無縁地蔵さんの移動にすぐに同意してくださり、安全なスペースに移動させて頂くことになりました。

 

問題は、墓石の重さ!!  想像以上に重いのです!  私なんかが持つと、得意技の腰のヘルニアが起きて騒ぎだしてしまうレベル!

 

ってことで、今回は私は指導だけで、若いスタッフのみんなに頑張ってもらいました。

 

移動後も写真のような感じで無縁墓のみなさんが寂しくないように整列して一か所に集まって頂きました!

たくさんの無縁墓を見ていると現在の少子高齢化、過疎化、家族関係の希薄化が富山にも起きていることを身近に感じます。

 

近年では樹木葬・桜葬、散骨、ダイヤモンド葬(ダイヤモンド葬とは、遺族が故人の遺骨から炭素を取り出し、製作したダイヤモンドを故人の形見として手元に置き、供養する方法)など、お墓を必要としない供養の形も登場しているようですから、「人生の終(しま)い方」は重要な選択ですので、自分が元気なうちに、自分の希望がなるべく反映されるような「人生の終い方」を子供や親族に話しておかなければなりませんね!

 

私は桜の木の下に埋めてもらう樹木葬で、毎年桜を楽しみに眠るのがいいかなぁ・・・・

 

移動後、みんなで無縁墓、無縁仏様に対して手を合わせて帰ったことは言うまでもありません。

 

令和3年6月3日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治

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