社長ブログ

マンション管理会社の横暴

先日あるマンションの区分所有者様とお話ししたところ、マンションの管理会社の横暴がひどい! というお話で盛り上がりました。

 

・まだ必要のない工事を高い金額で工事させようとする。

 

・(理事などから強く指示を受けない限り)大きな工事は管理会社のグループの工事会社だけの見積もりしか提出しない。

 

これって、よく聞くお話ですね。 他にも、

 

・知識のある理事の時は鳴りを潜めて、その理事が変わって知識があまりない区分所有者が理事になった途端必要のない工事を実施しようとする。

 

・水漏れが起きて困っているのに放置。(これの顛末は以前にブログで書きましたね! 先日被害を受けたお客様が水漏れが直って保険で対応できそうだとご報告いただきました。 お役に立ててよかった ホッ!)

 

・マンションの売買の際に管理事項の調査は必須なので、それを盾に法外な調査費用をぼったくる。(例 建築確認通知書や検査済み証のコピー各1枚取得に要する費用 各5500円 そのお部屋の間取り図 1枚5500円 など )

 

・建築時の瑕疵なので、分譲会社が責任をもって補修をしなければいけない建物の不具合部分を、分譲会社がグループ会社なので、管理組合には経年劣化と虚偽の報告をして管理組合の費用で修繕をさせてしまう。

 

などなど、不動産の仕事とマンション管理士の仕事をしているとマンション管理会社の横暴っぷりには憤りを感じます。

 

このような事態を防ぐには、区分所有者の方々が、「大手だから大丈夫だろう!」と管理会社に任せっきりにするのではなく、知識を身に着け目を光らせ続ける必要があります。

 

管理会社さんが紹介する工事屋さんから聞いたお話ですが、なんと工事屋さんが100万円で見積もりすると、その管理会社は管理組合に対して130万円の見積もりを出して、実に30%もの紹介料を取っていくそうです。(紹介料をもらうのが悪いとは思いませんが、その率が異常なのです。)

 

怖いですねぇ・・・・  管理委託料支払っているのにも関わらず、管理会社は組合のために真摯に動くのではなく、水面下ではそれ以上の儲けを得て管理組合に損をさせているわけです。

 

不動産会社的な視点で言わせてもらいますと、上記のような管理会社の横暴を許しているとバンバン修繕積立金を浪費させられることになり、修繕積立金が足りなくなり、毎月の修繕積立金の負担がどんどん値上がりする事態に!

そんなマンションを売るときに、私たち不動産会社が価格査定をする際にチェックするのは毎月の管理費と修繕積立金などの維持費の合計額!

なぜなら、購入者のほとんどの方は住宅ローンを組みます。 住宅ローンの毎月の支払限度額は、もちろんその維持費を除いた金額になるので、維持費が高いと、住宅ローンを組める上限金額が下がってしまい、結果そのマンションの相場価格は下がってしまうことになります。

 

つまりマンション管理会社の横暴を許すことは、自分の大切なマンションの価値を間接的に落としてしまう由々しき事態なのです。

 

とは、言っても、マンションの管理組合の総会にちゃんと出席する人は、1~2割程度。 今後が心配になります。

(管理会社は、管理組合を裏でランク付けしています。 ちょろいと思われてしまった管理組合は、いい加減な担当者を付けられて、何も言わないことをいいことに、いいように工事をさせられます。)

 

もう少し当社のスタッフが増えて、私が不動産仲介から離れることが出来たら、「富山市限定の正義の管理会社」作ってみたいと夢を抱くのでした。

 

令和3年4月24日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治

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