安いだけでは人は不動産を買わない！
たまに不動産業者の私から見ても （私たち不動産業者が買い取るほどではないけれども一般の方々にとっては、）「おおっ 安い！お得！」と声を上げてしまうような不動産が
売られていることがあります。
でも、意外となかなか売れないで、売れ残っている物件があります。
それはなぜか？？ 大きな要因は、安い理由を売主側の不動産会社が説明できておらず、購入者側もそれを理解できていないから！
不動産の場合、価格が大きいので購入者側としては安く買いたいけれども「安物買いの銭失い」になることを非常に恐れています。
そして購入者の方々は人生において何回も不動産を売買しているわけではないので、不動産知識が皆無に等しい。
そのため、この不動産は安いとは思いつつも、自分にはわからない、なんらかの安い理由があるんではないか？？ と疑心暗鬼に陥ってしまうのです。
不動産会社がこれは安いから、すぐに買わないとほかの方が買っちゃいますよ！という言葉も煽り言葉にしか聞こえなくなり、余計に購入をためらってしまうことになるのです。
これを解決する方法はいくつかありますが、まずはその不動産の良い点と悪い点を丁寧に説明すること！
そして、さらに重要なのは、なぜこの価格で売却されているか？ 売主様がどのような理由で売却するのか？ を売主側の不動産会社が説明することが大事になってきます。
例えば、室内で自殺や殺人事件の起きた部屋は2～4割程度市場より安くなっていますし、再建築ができない物件、離婚によって住宅ローンの支払いが困難になっている方、相続で相続人さんが早急に現金化しなければいけない時、事業で早急に資金が必要で急いでいる時など、相場より安くなっている理由はいろいろあります。
それを購入者の方に、売主様が不快にならない形で、嘘をつかず、それぞれが納得できる形でしっかりと説明できるかどうか！ これがとっても大事になります。
このトーク技術を持っていない不動産会社が多いので、安いのにもかかわらず、なかなか売れない物件が出てきてしまうのです。
それを上手に説明して、その理由が購入者の方にとって、問題がなければ安い理由に納得して購入する流れになるのです。
殆どの人間が、「安く物件（不動産）さえ出せば、人は勝手に集まってきて物件（不動産）が売れる」と、本気で思い込んでしまっている方がおられますが
そうではないのです。
どんなにその不動産がよくても良い営業がなければ売れない！ ってことなのです！
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えっ？ 相場より高い不動産をどうしたら売れるか？ ですって？？？？
んんん～～～～～ 難しい問題ですね(笑) 売主さんは喜ぶでしょうけど買主さんは損をすることになっちゃいますね・・・・・
人気の高い立地だったり、人気の高いマンションで、ほとんど売り出されないような不動産なら高い価格で成約するのも説明が付きます。
つまり成約価格は「需要と供給のバランス」で決定されているのです。
たとえば分譲マンションを例にするとそのマンションを買いたいと言う人が多く待機している時に売りたいと思っている人は相場より強気の売り出し価格で売却できればそのマンションの相場価格は上がってきますし、逆に、売りに出ている部屋が多く存在するマンションの場合、回りの部屋より価格の安い部屋が真っ先に売却されていきますのでそれによって相場価格は必然と下がってきます。
「買いたい人」が多くて「売りたい人」が少ない場合、相場は上がり、その逆は下がります。相場は買い手と売り手のバランスや成約価格事例により価格が決まってきます。
とだけ、ここでは申し上げておきます。
買主様にご納得いただいたうえで、不動産を相場より（ちょっぴりだけ）高く売る方法はいろいろありますが、それは当社に直接ご相談に来られた売主様にだけご説明させていただきたいと思います。
令和3年2月16日 ViVi不動産株式会社 矢郷修治
富山市専門の不動産会社 ViVi不動産株式会社のホームページ
