社長ブログ

おとり広告ってまだ存在します!

不動産業界では昔から横行している「おとり広告」

 

おとり広告とは

客寄せのための架空広告のことです。
最も悪質な不当表示として、広告規約で禁止されています。
具体的には次のものが該当します。

売主向けおとり広告

●実際には存在しない買主がその不動産会社に登録している見せかける広告、または存在しても格安の金額で買い取る業者だったりする、お客様に期待を抱かせる広告
このような広告は、あたかも価格を著しく高く購入する様な表示をする傾向があります。

そして、少しでも売る気持ちがあるそぶりを見せると、許可も得ずに買い取り業者などに情報を流し、勝手に売ってしまおうとするのです。

 

買主向けおとり広告
●実際には存在しない架空物件の広告または存在しても広告内容と実物が異なるもの
●広告掲載の数ヶ月前に売却済みの物件や、オーナーから売却依頼のない物件の広告
●物件はあっても、広告主が売却意思のない物件の広告
このような物件は価格を著しく安く表示する傾向があります。

 

私はこれが嫌いです!  こんなおとり広告を平気でするってことはその不動産会社は自社の利益のために平気でお客様に嘘をつくという証です。

入り口の時点で嘘をつくということは、その後のお取引の中でも、自社の利益の為には平気でお客様に損になる行動もとるだろうし、

言わなければいけないことも都合が悪いと伝えない可能性があります。

 

富山市の中にもそんな「昭和時代の汚点」と言ってもいいようなおとり広告をしている会社が私がつかんでいるだけで、2~3社あります。

 

個人的には正々堂々と勝負せず、「おとり広告」を使ってお客さんを集める会社は、そこだけ嘘をついているわけではないとおもうので、倫理観が欠落しているダメ会社だと思っています。

 

当社の売主様や買主様の中には、そんな広告が入ってきたら、「こんなチラシ送られてきたけどほんとかね~~?(笑)」と、私に持ってきてくださる優しい方が多いので、その違反チラシがおとり広告であることを説明し、今後のために収集して、当社で接客させて頂いたお客様に、「こんな嘘をつく会社とは付き合わない方がいいですよ!」と現物のチラシをお見せして注意喚起するようにしています。

しかしながら、不動産業界の裏側を知らない心がきれいな一般の人は、「おとりチラシ」に騙されてしまう人がまだ大多数・・・・

 

透明性のある業界にするには、まだまだ壁は高そうです。

 

これから不動産を売ろうとする所有者様に一言

「このマンションを購入したい人がいます!」

「この地区で土地(または戸建て)を探している人がいます!」 というチラシが入ってきたら9割方おとり広告です。

相談するにしても、その会社だけでなく最低でも2~3社に相談して信頼できる会社を選んで、

その信頼できる不動産会社から、その「おとり広告」を送ってきた会社に「そんなお客様が本当に要るのかどうか?」を連絡して確認してもらえば騙されません。

 

令和2年10月31日

ViVi不動産株式会社 矢郷修治

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